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8月2日に本学科の今野弘教授が,JICA(国際協力機構)集団研修「上水道技術者」コースの講師として講義を行いました.

世界の水道は,日本のように,どこでもいつでも安全な水道水を飲める環境にはなく,地球上で5~6人に一人は安全な水にアクセスできないといわれています.この研修は,JICA(国際協力機構)が発展途上国の水道技術者を日本に招聘して研修の機会を与えているもので,今回の受講生はバングラデッシュ2名,ネパール1名,ミャンマー1名,マラウイ1名,モーリシャス1名,スワジランド1名,ナイジェリア2名,南アフリカ1名の計10名.講義タイトルは「水源開発と藻類由来の諸問題」(Water Resource Management in Japan and Problems Caused by Algae).

 

JICA集団研修「上水道技術者」コース
JICA集団研修「上水道技術者」コース

水道水を複数の市町村で供給している水道事業体の組織である全国水道企業団東北地区協議会の第20回総会(福島市で4月18日開催)時に、『「新水道ビジョン」の私の見方』と題して、東北地区の企業団関係者に講演しました。水道事業は人口の減少期に入る一方で、災害時にも給水できる「安全」で「強靱」な水道が求められています。本講演では、そのための具体的な方向性そして国際的連携の重要性を指摘しました。(詳細は報道記事(水道産業新聞)参照)

本学科の今野弘教授 編著の書籍「水道 ~ 安心・快適な飲み水 ~」が技報堂出版から発行されました。

学生の参考書として活用できるのをはじめ、環境工学の技術者、看護師などの保健医療従事者に参考になる水道の入門書です。

詳細については、こちらをご覧ください

11月28日タイ国バンコク市にある泰日工業大学(Thai-Nichi Institute of Technology;TNI)にて開催されたTNI FORUMにて,本学科の今野弘教授が, Waterworks in the World(世界の水道)という題目で講演を行いました.

泰日工業大学は,本学との学術交流協定校です.今回TNIが仙台の三大学(他に東北大学、東北学院大学)および仙台市の関係者を招待してフォーラムを実施し,今野教授はそこで「世界の水道」と題して講演を行いました.昨年タイは洪水被害を受けたこともあり,当フォーラムにはタイ国首都圏水道公社の水質管理課長も講演しました.他に各大学の教授および仙台市からは東日本大震災の復興計画などを前副市長が講演しました.

今後仙台にある大学としてTNIとの交流に弾みがつき,学生交流が一層盛んになることが期待されます.

本学科の今野弘教授が,日本水道協会関東地方支部 平成24年度第1回事務・技術講習会(平成24年11月20日,@パシフィコ横浜)にて,「水道施設の災害復旧と持続可能な水道事業運営―東日本大震災を経て」と題した講演を行いました.

受講者は日本水道協会関東地方支部の水道局の事務系と技術系の職員約250名で,講演内容は「安心」「安定」「持続」「環境」「国際」という視点で水道の現状と課題を解説したものです.今や世界の冠たる日本の水道といわれていますが,明治時代以降の日本の技術援助のために世界から招聘された恩人に想いをはせ,人と社会に欠かせない水を如何に世界全体に広げ,絆を深めるか,大震災を経て,水道の基本的な視線に改めて立つことを認識する内容の講演会となりました.

2012年11月8日、韓国の大邱(テグ)市にある啓明大学において、啓明大学・Daegu Green Environment Centerによる韓日環境シンポジウム-「水質改善のための藻類制御手法」が開催され、本学科の今野弘教授が、招待発表者の一人として講演("Some Issues Caused by Algae on Water Treatment”)を行いました。

講演では、浄水において藻類が原因となる諸問題およびその対策について約1時間の説明を行いました。他の講演者は、韓国環境省課長、テグ市水道局の研究者、啓明大学教授、韓国水資源公社教授などで、各講演後には90分ほどの意見交換会もあり、パネリストの一人として韓国内で問題の水質汚濁、藻類の障害対策に関する多くの質問に対しても研究成果を披露しました。