Skip to content

「都市マネジメント学研修I」は、4年次から始まる卒業研修を3年後期に拡張した科目であり、「卒業研修」と「就職活動」が科目のキーワードです。第3回の授業では、「4年生の就活体験談」を企画し、在学生先輩から自身の就職活動に触れながら、これから本格的に就活に取り組む現3年生の就職活動に役立つ情報を伝えてもらいました。この就活体験談に登壇した4年生は11名で、その内定先は建設会社・コンサルタント会社・運輸系会社・公務員・本学大学院進学となっております。内定先の紹介に始まり、志望理由やスケジュールを含む就活の全般的な流れ、そして就活全体を振り返っての良かった点・反省点、さらには就活のポイントや3年生に伝えたいことについて熱い体験談を話してもらいました。3年生はメモを取りながら先輩の話に真摯に耳を傾けていました。3年生の就職活動に役立つ情報がたくさん得られたことと思います。最後に、発表してくれた4年生の皆さん、卒業研究が忙しい中、後輩のためにありがとうございました。

近年急速に普及しているUAV(通称:ドローン)は、調査研究の分野でも活用の場が広がっています。今回は、七北川の河口部周辺で空からの撮影を行いました。
その目的は、まだ言えませんが・・・3月に卒業論文が纏まるころには公開できるかと思います。


準備の様子


通常ドローンの飛行高度の上限は150mです。
安全を考慮して100mから撮影をしました。


流れの様子を観察するために浮子を投入します。

 
100m上空から見るとこんな感じになります。


最後に、ドローンによる撮影でよく見る感じの記念撮影!!

6号館3階のデジタルサイネージの更新作業を実施しました.
このデジタルサイネージは2019年度から運用しているもので,Raspberry Pi Zero W を使用しています.GitHubで公開されている時計のプログラムをベースに,人感センサーを組み合わせています.時計の背景としてJRの運行情報のTwitterを利用し,時刻を大学のNTPサーバから,地図はMapbox,天気はDarkSkyから取得して表示するものです.昨年度からCovid-19の情報を表示するといった少々残念な利用になっていましたが,約2年半にわたりほとんどトラブル無く運用できていました.最近調子が悪い様でしたが,DarkSkyがAppleに買収された事で天気の表示ができなくなり,これを機にメンテナンスを実施しました.といっても数種類のコマンドを実施するのみで,オープンソースの枠組みのすばらしさに改めて感心しました.本学科でも今年度からプログラミングの授業が導入されています.このあたりの知識は今後ますます分野を超えて必要になって来ると思われます.

2021 デジタルサイネージ

 

本学科のある7号館前で新棟建設工事が進んでいます.長らく基礎工事が実施されていましたが,今週から鉄骨が搬入されて組立が始まりました.
この工事では2台の大型クローラクレーンが使われていますが,これらの重機は分解して現場(本学)まで運ばれてきます.先週末の夜中に搬入作業が実施された様でした.クレーンは,クローラ部,上部本体,ブームなどに分解して,大型のトレーラなどで別々に搬入します.クレーンの重量は吊荷よりある程度重くなくてはなりませんが,国土交通省より車両制限令で我が国の道路を通行できる車両の重量は最大25トンまでと決められています.現在の日本の橋梁などは25トンの車両を基準に設計・製作されています,このため,これを超えない様に分解して運ぶ必要があるわけです.

2021 10月 新棟建設

都市マネジメント学科のエンジニアコースでは、3年後期に「都市工学デザイン」を学びます。

「都市工学デザイン」は、これまでに学んだ土木工学の専門知識を応用し、具体的な設計演習を通して公共施設(インフラ)のデザイン能力を養うことを目的とした授業です。履修生は各自の興味や就職後に携わりたい分野などを考えながら、3つのコースから1コースを選択して授業を受けています。

コンクリート及び鋼構造コース(左)、土と基礎設計コース(中)、下水管渠設計コース(右)に分かれてエンジニアリングデザイン能力を養います

コンクリート及び鋼構造コース
2年生までに学習した鉄筋コンクリート断面について、その具体的な設計を演習しています。理論と異なり、規格で定められた太さの鉄筋を何本使いどのように配置するのかについて、正解が1つに定まらない最適案を、試行錯誤しながら決め図面にします。

土と基礎設計コース
2年次までの「地盤工学」や「都市工学実験Ⅰ(土質実験)」で学んだ知識を活用して静的・動的地盤工学問題をデザインする演習をします.授業は,須藤教授,権准教授,ゲストスピーカーの先生が担当しています.
本日の第3回目の授業では,逆T型擁壁を設計することにあたって,「水平土圧」を求めて擁壁の断面を決定する演習をしました.

下水管渠設計コース
都市の浸水被害を防止するための下水管渠の設計方法を学んでいます。(市街地に降った雨水の排除も下水道の重要な使命です!)
雨水を速やかに排除できる下水管渠の断面積や勾配を決定するために、これまでに学習した「上下水道工学」や「水理学」の知識が必要になります。
今回の授業では「確率統計」の考え方に基づき、設定された仮想地域の降雨量の予測を行いました。ここで求めた降雨量の値を使用して次回から実際に下水管渠の設計を進めていきます。

廃棄物埋立地では廃棄物が毎日搬入されて埋め立てられています。この埋立地を適切に管理するためには、埋め立てられた廃棄物の体積を求めることが必要になります。以前は、地上で測量を行い、そこで得られたデータを基に複雑な計算を行って体積を求めていました。中山研究室ではドローンを利用して、体積を求める方法について研究しています。ドローンを飛ばして写真を撮り、それを専用のソフトを用いて処理することによって地表の点の3次元データを得ることができます。このデータから、面積や体積を計算することができます。より正確に、より簡単に体積を求める方法について検討を進めています。

本研究で使用しているドローンの機体と送信機
ドローンによってこのような写真を数十枚撮影します。ある割合で重なり合うように撮影することがポイントです。重なり合う割合を指定すると、自動で飛行し撮影します。
専用の解析ソフトに写真を読み込ませて計算することによって3次元の地表の位置データを得ることができます。これを利用して、面積や体積などのいろいろな計算をすることができます。この図は標高マップを示しており、赤い色が標高の高いところ、青い色が低いところを示しています。
ドローンを飛行させる準備をしています。いろいろな設定が必要です。

 

2年後期「CE進路セミナーⅣ」が始まりました.この科目は,都市マネジメント学科で1年前期から開講される「CE進路セミナー」シリーズの4つ目にあたり,「良識と倫理」および「自己啓発」として職業についての認識を深めることをねらいとしています.

また2年生は,後期から「エンジニアコース」と「プランナーコース」のいずれかに所属します.「CE進路セミナーⅣ」では2年生全体およびコース別のガイダンスを実施し,所属するコースの理念を改めて確認した上で,期待される学びについて各教員から熱いアドバイスを受けました.

都市マネジメント学科3年プランナーコースの演習科目「地域構想デザイン」が今年度もはじまりました.この科目では,主に「地域を改善する方策を提案できるようになること」を目標に,仙台・宮城・東北地方の地域における課題の理解と,改善策の提案をグループワークによって行います.1月のプレゼンテーションに向けて議論を進めます.

2021年度後期,「社会的計画論」という新規科目が開講しました(2年後期).この科目は,土木工学では「土木計画系」と呼ばれる学問分野の導入として,人文・社会科学を基礎とした計画論について包括的に理解することを目的としています.正規の科目としては新しいものですが,過去3年度にわたって課外活動として実施してきた「プランナー研修」の内容を基礎として発展させたものです.学科外あるいは学外からもゲストスピーカをお招きして授業を展開する予定です.

この科目を通じて,多くの学科生が,私たちの社会を対象とした計画論の全体像をとらえることが期待されます.