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2月8 (月) ~ 9 (火) 卒業研修論文発表会が実施されました.本年度は2会場とし,71件の発表とそれに対する質疑応答を行いました.

学生は3年次に研究室に所属して,指導教員のもとに卒業研修に取り組みます.内容は様々ですが,それまでの授業のテストやレポート等とは異なり,定まった答えの無い問題に対して一定の解を示すといった様な事が求められます.本学科での学修の上に,ある問題に対して自分で順序だてて考え,根拠を示してまとめ,その成果を公に問うといった事をこの発表会で実施します.そしてこの発表会を以って4年間の教育課程の全てが終了することになります.この4年間でなにか掴めたでしょうか.
数年前から3年生以下の学生にも聴講を認めていましたが,本年度はCOVID-19感染拡大防止の観点から発表のある研究室の学生と,審査担当の教員のみの参加としています.その代わりとしてTeamsによるリアルタイム配信を行いました,かなりの人数の学生が聴講していた様です.

2020卒業研修論文発表会
2020卒業研修論文発表会
2020卒業研修論文発表会2

 

今週から公式発表練習が始まりました.

先週末に卒業研修論文の要旨の〆切があり,来週はいよいよ発表会となります.本年度は会場を2つに分け,聴講者の出席を限り,Webでの配信を併用した卒業研修発表会とする予定です.毎年ですが,本番用の大きなスクリーンを前に教室の聴講者に向けて発表することは,初めての学生にとっては大変緊張する事の様です.時間を区切って数回は本番同様に練習できますので,十分に準備をしましょう.

2020 卒研発表練習

12月21日(月),CE進路セミナーIVで,復興道路の橋梁施工現場と本学大教室とをテレビカメラでつなぎ,リアルタイムオンライン見学会を実施しました.

本学科では良き技術者を育成する目的で,1年次から3年次まで継続的にCE進路セミナーと称してキャリア教育を実施しています.例年は大型バスで仙台近郊の建設現場で実施する内容ですが,本年度はオンラインでの実施となりました.
今回の見学会では 国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所様,(株)日本ピーエス様のご協力のもと,気仙沼道路の浪板橋の架設現場に複数のカメラを持ち込み,オンライン動画配信システムを用いて現場から橋梁の建設現場の説明,架設方法の説明などをして頂きました.セミナーIVで使用している大教室で本学科の2年生が中央のプロジェクターに加えて,複数のモニターを利用して見学しました.

2020 セミナーIV見学会

【2017.10.16】 CE進路セミナーIV,現場見学会開催

今年度、新しく開設された近藤研究室では、卒業研修の一テーマとして公園施設の調査研究をしています。
施設とは、ベンチや水飲み、テーブル、照明灯などのことですが、それらを「健全性」「景観性」「防犯」「バリアフリー」の四つの指標から総合的に評価し、改修の優先度を明らかにしようという試みです。12月16日にはその結果を仙台市泉区公園課へ報告する機会を頂き、貴重なご助言を多々頂戴しました。今後はそれらを反映させてより良い卒業論文に仕上げていきます。現在、コロナ禍による3密回避によって、公園への関心が高まっています。公園が好きな高校生のみなさん、いっしょにフィールドワーク(野外学習)してみませんか。

2020 近藤研

仙台市では地域の実情に応じた公共交通の利用促進を図るため,路線バスの沿線住民を対象としたモビリティ・マネジメント(MM)事業をすすめています.菊池研究室と泊研究室では,このMM事業を継続的に支援しており,本年は12月5日と12日に開催された「バスの乗り方教室」(小学生のお子さんを持つ親子を対象)の企画・運営に携わりました.当日は各研究室所属の大学院生・学生がお手伝いも行いました.

バス乗り方教室

昨年になりますが,令和元年10月の台風19号で甚大な被害を受けた丸森町に,11月の連休から12月にかけて,7回ほど災害ボランティアに参加してきました.まずは被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます.あまりにひどい状況でしたので記事にするのを控えていましたが,1年経ったのを機に記録しておきます.
発災後まずは地元の建設業者の方々や自衛隊の方々が土砂を寄せて道路啓開し,家屋他に近づける様にします.その後家屋を土砂から掘り出すのですが,重機を入れる前に,家屋を傷つけない為にもまずは人力で土砂をどかす作業が発生し,この作業に従事しました.1メートル位の土砂を掘ってどかす作業,はいだ床板の下から泥濘をバケツに汲んでどかす作業などとなります.東日本大震災の津波災害ボランティアの経験も数回ありますが,それに勝るとも劣らない状況でした.
近年自然災害の頻発・激甚化と共に,土木工学の果たすべき社会的役割も重くなってきていると思われます.関連してこのような記事もありました 「【防災・減災、強靱化へ役割高まる】土木学会の災害調査実績 調査団・団員の派遣数が増加」 各学会を通じてこのような活動に寄与するのも土木の教員の役割の一つです(本来は調査団等で声がかかるべき立場ですが,研究分野的な事こともあり,せめてもの思いで参加したものです).

2019 丸森町

2019年台風第19号災害に関する東北学術合同調査団

本日は本学の入学試験日で休講日でしたが、そのような中、小出研究室の4年生は卒業研究の実験を大学キャンパス内にて実施していました。
橋などのインフラのコンクリート表面をカメラを用いて点検するための支援装置の開発をしています。通常ならば学外の実橋梁にて実験を実施するのですが、新型コロナウィルス感染拡大防止の点から、学内、かつ、土木構造物ではない建物壁面を使用し、学生間の距離を保ちマスク着用で実験を行っています。なお、この開発中の橋梁点検支援装置は、「診(み)れるんです」の名称で、国土交通省「点検支援技術性能カタログ(案)」(令和2年6月)にも掲載されています。

ウィズコロナにおける卒業研修での実験

菊池教授が会長を務める「仙台市交通政策推進協議会」がこのたび「せんだい都市交通プラン(中間案)」を取りまとめました。これに関連し、市民参加イベントを開催します。ご関心おありの方は、どうぞご来場ください。

登壇者のプロフィールはこちらです