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【2021.10.11】「都市工学デザイン」の様子(3年後期エンジニアコース)

都市マネジメント学科のエンジニアコースでは、3年後期に「都市工学デザイン」を学びます。

「都市工学デザイン」は、これまでに学んだ土木工学の専門知識を応用し、具体的な設計演習を通して公共施設(インフラ)のデザイン能力を養うことを目的とした授業です。履修生は各自の興味や就職後に携わりたい分野などを考えながら、3つのコースから1コースを選択して授業を受けています。

コンクリート及び鋼構造コース(左)、土と基礎設計コース(中)、下水管渠設計コース(右)に分かれてエンジニアリングデザイン能力を養います

コンクリート及び鋼構造コース
2年生までに学習した鉄筋コンクリート断面について、その具体的な設計を演習しています。理論と異なり、規格で定められた太さの鉄筋を何本使いどのように配置するのかについて、正解が1つに定まらない最適案を、試行錯誤しながら決め図面にします。

土と基礎設計コース
2年次までの「地盤工学」や「都市工学実験Ⅰ(土質実験)」で学んだ知識を活用して静的・動的地盤工学問題をデザインする演習をします.授業は,須藤教授,権准教授,ゲストスピーカーの先生が担当しています.
本日の第3回目の授業では,逆T型擁壁を設計することにあたって,「水平土圧」を求めて擁壁の断面を決定する演習をしました.

下水管渠設計コース
都市の浸水被害を防止するための下水管渠の設計方法を学んでいます。(市街地に降った雨水の排除も下水道の重要な使命です!)
雨水を速やかに排除できる下水管渠の断面積や勾配を決定するために、これまでに学習した「上下水道工学」や「水理学」の知識が必要になります。
今回の授業では「確率統計」の考え方に基づき、設定された仮想地域の降雨量の予測を行いました。ここで求めた降雨量の値を使用して次回から実際に下水管渠の設計を進めていきます。