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3年前期「CE進路セミナーⅤ」のキャリア講話(総合建設業の話2)で,佐藤工業株式会社より総合建設業,特に施工管理の詳細や建設品質について,および宮城県内における事業についてご講演を賜りました.若手技術者の視点からの率直なご意見や,これから建設業を目指す学生に対する厳しくも温かいメッセージをいただきました.誠にありがとうございました.

 泊です.
研究室の大学院生M2上田晴斗さんとともに,福島県平田村で実施されている住民主体の道路の舗装と橋梁点検の取り組みに参加させていただきました.

平田村では,地域の住民自ら生活道路のコンクリート舗装を行う取り組みが長年にわたって続けられてきており,日本大学工学部の学生の皆さんも参加して住民と学生の協働による道づくりが行われてきています.さらには住民によって村内の橋の簡易な点検が行われる取り組みが日本大学工学部との連携の下で進められてきている上,その際の情報共有を容易にするために開発されたスマートフォンアプリがこのたびお披露目となりました.

今回,生活道路のコンクリート舗装と,スマートフォンアプリを用いた橋梁点検に参加させていただきました.住民自らが地域の課題解決に取り組み,地域を改善する.住民によるインフラ整備やその維持管理,そして地域活性化の最先端にいる平田村の取り組みから多くのことを感じ,そして学びました.

大変お世話になりました平田村のご関係の皆さまおよび岩城一郎教授・浅野和香奈客員研究員をはじめとする日本大学工学部土木工学科構造・道路工学研究室の皆さま,誠にありがとうございました.

道路舗装の様子.写真右上,舗装の作業をするM2上田君(写真中央).
開発されたスマートフォンアプリを用いて橋を点検している様子.橋の点検に合わせて清掃も行っています.

3年前期「CE進路セミナーⅤ」のキャリア講話で,今回は国土交通省東北地方整備局港湾空港部のご協力を賜り,大学院進学の観点と,その後に就かれた国家公務員の役割や事業内容等についてご講演を賜りました.大学院での学びがその後のキャリア形成や人生にどのようにかかわるかという点について実務に携わられているお立場からお話をうかがいし,履修生たちには進路の幅を広げる機会となりました.また都市生活において日常的に触れる機会が多くはないように思える港湾の整備や,特に洋上風力発電やカーボンニュートラルポート等の最先端の取り組みについて詳しく教えていただき,知見を広げるのみならず大学での学びとの関係についても理解を深める機会となりました.誠にありがとうございました.

3年前期「CE進路セミナーⅤ」のキャリア講話(総合建設業の話)で,本学と包括連携に関する協定を締結していただいている仙建工業株式会社より総合建設業の役割や技術者倫理,事業内容および今年度より学生も受験が可能となった1級土木施工管理技士の資格について丁寧なご講演を賜りました.誠にありがとうございました.

履修生からは事業内容等に関する質問が挙がったほか,現在建設が進められている仙建総合研修センターに関心が寄せられていました.

2024年5月25日(土)・26日(日)の2日間に北海道大学札幌キャンパスで開催された第69回土木計画学研究発表会(春大会)に都市マネジメント学科および大学院土木工学専攻から学生,修了生,教員が参加しました.

(都市マネジメント学科・大学院土木工学専攻 関連の発表)

  • (P01-63) 星野美奈・松島澪史・泊尚志:家族と自身の自助に対する意識が避難意図に与える影響に関する基礎的研究
  • (P01-68) 上田晴斗・泊尚志:地域内部の当該地域住民が活性化の主体となる要因に関する考察-住民の外出行動と居場所の観点から-
  • (P02-29) 植澤聖・菊池輝:ナッジを用いた避難メッセージの効果
  • (P02-47) 芝原渓人・菊池輝:リスクへの態度と対応行動に関する研究:リスクホメオスタシス理論の追証実験
  • (P02-67) 荻野涼平・泊尚志:ワーク・ライフバランスと公共性の意識の関係に関する研究

発表を終えた大学院生4名のコメントです.

  • 様々な議論や発表を通じて、多くの視点からご指摘をいただき、自分が気が付かなかった点についてもっと深めていきたいと思います。また、様々な方の発表を通して、自身の今まで取り組んできたことについて取り入れていきたい視点や反省点を見つけることができました。今回の経験を活かし、さらに自分の研究を発展させるためにより一層努力します。議論に参加してくださった皆さん、準備に協力してくれた皆さんのおかげで無事発表を終えることができました。ありがとうございました。(星野美奈,泊研M2)
     
  • 私は今回,ポスター発表という形で研究発表会に参加し,研究の視点や今後の課題についてアドバイスをいただき,議論をすることができました.また,ほかの参加者の方々の発表を聴講し,様々な考え方を勉強することのできる機会になりました.今回の議論を今後の研究活動に生かしていきたいです.(上田晴斗,泊研M2)
     
  • 経験の少ないポスター発表でしたが、先生や研究室の皆さんにご協力いただき準備を重ねたため、緊張しすぎずに発表できました。簡潔に説明することで、自らの研究の要所を再認識できました。聴講者としては、物怖じして質問をあまりできなかったことが反省点です。2日間の経験を今後の修論作成や研究室運営に活かします。(植澤聖,菊池研M1)
     
  • 学会が終わった今では、遠目で見ても分かりやすいポスターを目指してOBの先輩や研究室メンバーも巻き込んで何度も何度も作り直した事がとてもいい経験だなと感じています。次にポスター発表があった際には1分で内容を説明することを目標に頑張りたいです。(芝原渓人,菊池研M1)

4月19日(金),仙台駅西口ペデストリアンデッキに関する泊 尚志 准教授(国土・都市計画,運輸政策)のコメントがミヤギテレビ「ミヤギnews every.」内の特集で紹介されました.

この特集は,仙台駅前の空間に当たり前のように溶け込んでいる「ペデストリアンデッキ」に着目されて,「そもそも」について取り上げられたものです.ご担当キャスター浅野さんの熱心なご取材は,随分と盛り上がる楽しい時間となりました.またその内容が,限られた時間の中でものすごくわかりやすくまとめられていました.ご取材を受けた身としても勉強になることが多かったです.特集の内容はミヤテレNEWS NNN(web)の記事およびYouTubeでもご覧いただけます.

【そもそも】仙台駅の「ペデストリアンデッキ」って何?1981年完成当時の映像も
 - ミヤテレNEWS NNN
 - YouTube

都市マネジメント学科生(Ⅰ~4年生)を対象とした特別課外活動「プランナー研修」が4/19(金)に始まりました.2024年度前期の内容は「グループディスカッション入門」.受講を希望する2年生以上の学生(1年生は授業のご都合に合わず申し訳ないです…)が集まり,グループディスカッションの基礎を改めて確認しながら,実践を図りました.このプログラムは全7回の実施を予定しています.

大学院生上田晴斗さん(土木工学専攻M2,泊研)が携わったインタビュー記事「協働によるむらづくり ─自分たちの地域は自分たちの手で─」が,土木学会誌(Vol.109 No.4 April 2024)の特集「インフラに関わる地域の人々─みんなで創る懐かしい未来─」の一つとして掲載されました.

上田晴斗さんから届いたコメントを掲載します.

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土木学会誌の4月号の特集では「インフラに関わる地域の人々」というテーマで特集が組まれました。この特集の中で私は、福島県平田村での「協働によるまちづくり」に関するインタビュー活動に関わらせていただきました。インタビューさせていただき、住民の人々がインフラ整備に関わり、その保全活動がまちづくりにつながる重要性を学ぶことができました。また、実際に協働での道づくりや橋のセルフメンテナンスに参加させていただき、住民の人たちのインフラ整備に対する前向きな姿勢や地域に対する愛着を直接肌で感じることができました。皆さんに目を通していただき、インフラ整備とまちづくりのつながりも土木の魅力だということを記事からより知っていただきたいです。

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(参考)

3月19日付河北新報16面に,仙台市内の地域交通について本学科 泊 尚志 准教授(国土・都市計画,運輸政策)のコメントが掲載されました.

令和5年度土木学会東北支部 技術研究発表会が2024年3月2日(土)に岩手大学上田キャンパス(盛岡市)で開催されました.

4年ぶりに対面開催となったこの発表会では,例年と同様に土木工学を構成する7つの分野(Ⅰ構造,Ⅱ水理,Ⅲ地盤,Ⅳ計画,Ⅴコンクリート,Ⅵ建設マネジメント,Ⅶ環境)に渡って幅広く研究成果が発表されました.東北工業大学の研究チームからも21件の発表(連名を含む.下記参照)が行われました.そのうち20件は土木工学専攻の大学院生および都市マネジメント学科の学部4年生による発表でした.修士論文や卒業研修論文の成果を発表して,大学等の研究機関や民間企業,行政等からお集まりの多くの参加者と議論を交わしました.

    (参考:発表一覧.下線部は本学科学生・教員)

  • 佐瀬翼菅原景一:植生抵抗係数を用いた水制を有する流れ場の再現計算について[II-2]
  • 小幡謙斗菅原景一:理想的な河川空間の在り方と現状-広瀬川KP1.8付近の緑地について-[II-33]
  • 千葉達裕菅原景一:水制工周辺の堆砂に関する可視化計測を用いた一検討[II-41]
  • 石川深緒伊藤音碧小野桂介:iPad Pro搭載のカメラおよびLiDARを活用した河川測量手法の検証
  • 伊藤音碧石川深緒小野桂介:異なる3次元測量手法による河川点群データの精度評価[II-44]
  • 宮川陸菅原景一:相似則を考慮した可撓性を有する樹木模型の抵抗に関する一考察[II-50]
  • 亀山直人菅原景一:石積みを用いた堤防裏法の保護に関する一考察[II-53]
  • 長澤梨緒鈴木理紗小野桂介:氾濫解析とビデオゲームを組み合わせた動的な浸水ハザード表示[II-66]
  • 薄田啓太郎久保田優多小野桂介:盛岡市における3D都市データとビデオゲームを活用した防災教育コンテンツの効果検証[II-67]
  • 佐藤怜:ゲーム空間における三次元都市データの色再現性の向上に関する検討[II-68]
  • 澤村聡・菊地史佳・伊藤陸・権永哲・加村晃良・風間基樹:孔内水平載荷を模擬した中空円筒供試体の非排水繰返しせん断挙動[III-20]
  • 猪股和希泊尚志:JR左沢線沿線の人口推移に関する考察[IV-3]
  • 上田晴斗泊尚志:地域内部の当該地域住民が活性化の主体となる要因に関する考察-地域コミュニティと居場所の観点から-[IV-6]
  • 太田舜也泊尚志:地方都市における大学生の主観的幸福感に関する一考察[IV-7]
  • 植澤聖菊池輝:ナッジを用いた避難メッセージの効果[IV-8]
  • 芝原渓人菊池輝:リスクへの態度と対応行動に関する実験研究[IV-13]
  • 松島澪史星野美奈泊尚志:避難行動における自助の概念の役割に関する基礎的研究[IV-18]
  • 星野美奈阿部健寛泊尚志:防災に関する普及・啓発のためのパンフレットの避難の文脈における自助と共助の概念に関する分析[IV-19]
  • 早坂拓磨遠藤史隆泊尚志:仙台市泉中央地区における商業機能に関する基礎的考察-バスターミナル接続地下鉄駅の観点から[IV-21]
  • 平間紫音泊尚志:仙台市内の公共交通機関における通勤時の輸送余力に関する考察[IV-23]
  • 宮本歩武石垣佑樹菊池輝:子育て世帯を対象にしたモビリティ・マネジメント[IV-25]