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本学「地域連携センター」が開講している「地域未来学」に本学科の教員が登壇します。オンラインでの開放型講座となりますので、是非ご参加ください。皆様のお申込みをお待ちしております。


12月1日(水)
【講座27】15:30~16:30
「復興大学発の橋梁点検支援装置とコンクリートの引張強度の探求」
小出 英夫 教授(工学部 都市マネジメント学科)
復興大学「技術課題支援対象プロジェクト」により、2012年、「橋梁点検支援装置」の開発はスタート。そして、「診(み)れるんです」が完成し、2019年、国土交通省「点検支援技術性能カタログ(案)」に掲載されるに至りました。本装置の説明、及びコンクリートの長寿命化に関わる引張強度の試験方法に関して説明致します。


12月1日(水)
【講座28】16:45~17:45
「水による災害を減らすための種を蒔きませんか?」
菅原 景一 講師(工学部 都市マネジメント学科)
水に関する災害はなぜ起こるのか?”を出発点にして、近代的科学技術による災害の回避の考え方と方法、その限界について説明します。最後に”今後どのようにして水災害による被害を低減、回避していくことができるだろうか?”について考える”種”を蒔きたいと思います。


◆受講料:無料、ただし要事前申込み(11/29まで)

◆申込みはこちらから:https://www.rc-center.tohtech.ac.jp/mirai/lecture/chiikimiraigaku.html

「工大杜の会」は東北工業大学の土木工学科・建設システム工学科・都市マネジメント学科および大学院土木工学専攻の同窓会組織です。令和3年の春に定例役員会、秋に臨時役員会を開催し、会計、活動内容、会則の改正などについて話し合われました。また、役員改選も行われ新体制が発足し、新会長には舩山克也さん(20回生)が選出されました。

秋の臨時役員会(対面とWeb併用で実施されました)

3年後期科目「都市マネジメント学研修1」では、4年前期に予定されている研究室配属に向けて、各研究室の研修内容や方針を体験する「研修体験」を実施しています。

「研修体験」は、配属を希望する研究室を2か所選んで体験する授業であり、3年生は教員からの研究紹介を始め、実験室で実験に参加したり、ディスカッションへの参加を通して各研究室での研修を体験します。また各研究室の4年生や大学院生とも交流する貴重な機会となっています。

10月28日から11月11日までの3週にわたり1回目の「研修体験」が実施され、来週からは2回目の研修体験が始まります。研修体験の結果を踏まえ、3年生は研究室の希望届を提出し、12月に仮配属され、希望の研究室で引続き研修を実施することになります。

菊池研究室(計画系)
北條研(環境系)
権研(地盤系)
菅原研(水理系)
近藤研(環境系)

11月10日、2年生の授業「鉄筋コンクリートⅡ」において、一般社団法人 プレストレスト・コンクリート建設業協会東北支部様による、「PC(プレストレストコンクリート)技術専門家派遣講座」を開催しました。当日は、東北支部技術部会副部会長の浅井宏隆氏(三井住友建設株式会社)より、PC構造の概要・歴史・紹介 等の講義が行われました。学生達も、鉄筋コンクリート(RC)のこれまでの学習内容と比較しながら、興味をもって受講していました。

中山研究室では仙台市内を流れる笊川(ざるがわ)の環境調査を行いました。笊川は名取川の支流で、太白山のふもとを水源とする延長12kmほどの河川です。この河川について上流域から下流域まで9地点で河川水を採水して水質分析を行います。またそれぞれの地点で、「自然なすがた」「豊かないきもの」「水のきれいさ」「快適な水辺」「地域とのつながり」の5項目について環境を評価します。これらの結果を踏まえて、環境改善に向けた提案・活動へつなげていきたいと考えています。

上流域(佐保山橋)から調査のスタートです。ここでは、まだ流量も小さいです。
中流域(鉤取寺前)の調査風景です。徐々に流量も増えてきています。
中流域(ベガロポリス裏)の調査風景です。工大のある八木山方面から流れてくる「後田川」が右手から合流してきます。
下流域(下古川橋)の調査風景です。川幅も広くなってきました。あと500mほど流れると名取川に合流します。
生物についても調査しました。

本学、研究技術センター・プロジェクト研究所の防災・減災技術の研究拠点として都市マネジメント学科を拠点とするインフラストラクチャーメンテナンス研究所が開設されました。

インフラストラクチャーメンテナンス研究所はインフラストラクチャーを対象として点検データに基づく劣化現象のモデル構築および劣化度の評価とその予測し、加えて最適な補修・改修戦略に関する維持管理事業におけるコスト最適化(縮減)やインフラストラクチャーの長寿命化を図ることを目的としています。

地域のニーズを取り入れ、産学連携による社会実装を目的としており、連携パートナーを募集しておりますので、ご興味のある方は、お問い合わせください。

橋梁点検システムの開発状況(実地試験)

「都市マネジメント学研修I」は、4年次から始まる卒業研修を3年後期に拡張した科目であり、「卒業研修」と「就職活動」が科目のキーワードです。第3回の授業では、「4年生の就活体験談」を企画し、在学生先輩から自身の就職活動に触れながら、これから本格的に就活に取り組む現3年生の就職活動に役立つ情報を伝えてもらいました。この就活体験談に登壇した4年生は11名で、その内定先は建設会社・コンサルタント会社・運輸系会社・公務員・本学大学院進学となっております。内定先の紹介に始まり、志望理由やスケジュールを含む就活の全般的な流れ、そして就活全体を振り返っての良かった点・反省点、さらには就活のポイントや3年生に伝えたいことについて熱い体験談を話してもらいました。3年生はメモを取りながら先輩の話に真摯に耳を傾けていました。3年生の就職活動に役立つ情報がたくさん得られたことと思います。最後に、発表してくれた4年生の皆さん、卒業研究が忙しい中、後輩のためにありがとうございました。

廃棄物埋立地では廃棄物が毎日搬入されて埋め立てられています。この埋立地を適切に管理するためには、埋め立てられた廃棄物の体積を求めることが必要になります。以前は、地上で測量を行い、そこで得られたデータを基に複雑な計算を行って体積を求めていました。中山研究室ではドローンを利用して、体積を求める方法について研究しています。ドローンを飛ばして写真を撮り、それを専用のソフトを用いて処理することによって地表の点の3次元データを得ることができます。このデータから、面積や体積を計算することができます。より正確に、より簡単に体積を求める方法について検討を進めています。

本研究で使用しているドローンの機体と送信機
ドローンによってこのような写真を数十枚撮影します。ある割合で重なり合うように撮影することがポイントです。重なり合う割合を指定すると、自動で飛行し撮影します。
専用の解析ソフトに写真を読み込ませて計算することによって3次元の地表の位置データを得ることができます。これを利用して、面積や体積などのいろいろな計算をすることができます。この図は標高マップを示しており、赤い色が標高の高いところ、青い色が低いところを示しています。
ドローンを飛行させる準備をしています。いろいろな設定が必要です。

 

菊池研究室のメンバーが、課外活動として参加している「交通を考える研究会」(NPO法人まちづくり政策フォーラムの研究会の1つ、通称:交通研)では、仙台駅西口のバスプールをお借りしてポスターを掲示しました。2020年度の交通研の活動を通して、コロナ禍における公共交通の安全利用についてまとめています。このポスターは10月下旬頃まで掲示予定です。バスプールに行く際はぜひご覧ください!

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仙台駅バスプールにポスターを掲示しました
バスプールで是非ご覧ください!

権研究室(地盤工学)では、「軟弱・改良地盤の耐震性能評価へ適用可能な繰返しプレッシャメータ試験法の開発」の研究活動の一環として、9月16-17日に現地実験を実施しました.

研究課題名が長くて難しそうにみえますが、簡単に説明するとこの研究では、一定深度の地盤に風船のようなゴム膜(これを、プレッシャメータと呼びます.下の写真を参照)を挿入し、その中に水を注入・排水させることで繰り返して地盤にせん断力(地震力に相当)を発生させ、液状化に対する地盤の耐震性能を評価しようとしています.権研究室も共同研究者として、複数の大学・研究所・企業で構成されているこの研究グループに参加しています.

これが「プレッシャメータ(プローブ)」と呼ばれるものです.これを地盤に挿入して黒い部分のゴム膜を膨らますことによって地盤に力を入れます.

権研究室では、新しい繰返しプレッシャメータ試験法の考え方に基づき、昨年度からハードウェアとソフトウェアを同時に開発しました.まだ、様々な側面で改善の余地がありますが、室内・現地試験を実施しながら一歩ずつ前に進んでいます.

研究室開発の繰返しプレッシャメータ試験制御・計測プログラムです.このプログラムでプレッシャメータに水を注入・排水しながら、その時の地盤の変化を測定しています.

今回の現地実験では、最深GL-7.30mまでプレッシャメータを設置し、粘土層・砂層に地震力を発生させる実験を行いました.この研究に参加している権研の4年生2名も同行しました.次回の現地試験に備え、今回の実験のデータ整理、システムの改善、さらに室内での検証を実施する予定です.

プレッシャメータを挿入するために、地盤に穴を作っています.
トラックの荷台に試験装置を設置してパソコン制御で実験を行っています.試験機の設置・試験条件の入力は研究室の学生が行いました.また、本学科の愛馬「学科トラック」が試験機の運搬・移動、試験台、休憩空間、事務空間として大活躍しました.