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2月16日(水)10時より,本学科631教室にて,令和3年度修士論文公聴会が開催されました.
本年度は2件の発表がありました.本会は博士前期課程(修士課程)学生の最終試験を兼ねており,約2年をかけて学生が指導教員のもとで主体的に実施してきた研究成果を発表し,学外の学識経験者を含めた主査・副査による審査(質疑応答)および聴講者からの質疑応答を行うものです.工学部をはじめとする理系の大学では,大学での学修・研究が社会人となった後に必要とされる事項に直結することが多いことから「修士」の学位取得はかなり一般的なこととなっています.通常の4年間の学士課程の後に,2年間の博士前期課程(修士課程),さらに3年の博士後期課程(博士課程)を備える理系の大学・学科は多く,本学科でも「土木工学専攻」の課程を運営しています.とても興味深い発表でした,おつかれさまでした.

2021 修士論文公聴会

2021年10月より、高校生が月2回程度小出研究室(コンクリート研究室)に通い、実験等を通して大学での研究活動を疑似体験しています。

この日(2022年2月某日)は、2日前に一緒に製造したコンクリートの破壊試験(写真後方の装置を使用)を実施しました。製造して2日目ということもあり、最初は「自分が乗ったら壊れるのでは?」と心配顔でしたが、破壊試験を行った結果、「自分」が40人くらい乗っても壊れないことがわかり、その後は安心してそのコンクリートの上に乗っていました。

実験は、このあと、製造後7日目、14日目、28日目にも一緒に破壊試験を行い、コンクリートの強度が増加していく様子を考察していきます。

もちろん、乗っても壊れません!

成績発表の日でしたが本学科では2月14日(月)と15日(火)の2日間にわたり,業界研究会を実施しました.
この後の3月1日が2023年卒生(現在の3年生)の就職活動の広報解禁日となっており,就職活動がスタートします.この日を前に本学科で企画・準備を進め,対面・オンラインのハイブリッド形式で実施しました.当初は全対面で準備を進めていましたが,感染症拡大の状況からやむなく上記の様な開催形式としました.

日本全国の大学生の人数に比較すると,本学科の学生,一般に「土木建築工学」に分類される学科の学生は非常に少なく,それゆえにこの様な会の実施には大変多くの企業・団体様にご協力いただいています.また建設業界の技術者不足に加えて,近年自然災害の頻発・激甚化に伴い,都市マネジメント学科の学問的基盤である土木工学と,それを包含した建設業界の社会的役割への期待からも,この様な傾向は今後ますます強まると予想されます.

都市マネジメント学科では毎年 4年間学んだ集大成として卒業研修論文発表会を開催しています。今年度は、2022年2月9-10日の日程で卒業研修論文発表会が開催されました。

土木工学をルーツとする都市マネジメント学科の各専門分野の研究室に配属された4年生が約1年間かけて取り組んでまとめた卒業研修論文について教員の前で発表を行います。

発表会では各自決められた時間で研修の成果をプレゼンテーションします。
その後、発表内容について教員からの質疑があります。

皆さんこれまでにない緊張感の中での発表、質疑応答を経験し、大きく成長していきます。

 

●発表会の様子

卒業研修論文発表会の直前ですが,公式練習の様子をUP致します.
4年制の大学の多くでは,卒業要件に卒業論文の作成を含んでおり,本学でも都市マネジメント学研修Ⅰ・Ⅱとして,これを実施しています.4年生を前に卒業研修論文の指導を行う教員が運営する研究室に配属された学生は,約1年をかけて3年生までに学修した事項をベースに社会的に必要とされるテーマについて卒業研修を実施します.例年年明け位からあわただしくこの後に実施される発表会に向けて準備を行います.発表までにタイトルの提出,要旨の提出,そして卒業論文の提出の〆切があり,そして最後に発表会(審査会)が開催されます.発表会会場となる631・632教室では各研究室に割り当てられた時間で本番さながらな発表練習が実施されていました.あと少しがんばりましょう.

2021 卒論発表会練習

 

本学で最も古い小出研究室(平成2年度開始)の小出教授が、大学で学ぶきかっけをはじめ、専門のコンクリートについて語ります。

放送日時
前半 2月6日  日曜日 TBCラジオ朝6:30~6:45 放送
後半 2月13日 日曜日 TBCラジオ朝6:30~6:45 放送
*radikoラジオ視聴用の無料アプリ「radiko」で放送後1週間視聴が可能です。
https://www.tohtech.ac.jp/outline/public/radio/

なお、番組中でも話題になった「チェコ共和国滞在」については、滞在1年間の様子が、下記で見ることができます。
https://www.tohtech.ac.jp/topics/essay/13614.html

1月25日(火),締切りまで残り僅かですが,卒業論文の内容を補強する目的で実橋梁で計測を実施しました.山田研究室(鋼構造分野)では鋼橋を中心に社会基盤構造物の維持管理などに役立つ研究を実施しています.写真は歩道の脇に簡易な測定器をセットしてるところです.この橋梁は3.11の地震で中央径間のヒンジが少々ずれました.10年を経た現在でもその補修跡がよく見るとわかります.

2021 山田研 計測

中山研究室(環境工学)では、矢野篤男客員研究員の協力を得て「人工湿地」についての研究を行っています。「人工湿地」とは、処理対象の廃水を、目的とするレベルにまで浄化できるように設計し、製作した人工的な湿地です。

廃棄物埋立地から流出する浸出水を処理するために設置したこの人工湿地は、屋外にあるために、処理の効率は気温や降雨などの気象の影響を受けていると考えられます。その影響についても検討する必要があるために、年間を通しての実験を行っています。本日は積雪がありましたが定例の調査を行いました。

左の人工湿地(青色の装置)から流出している処理水をサンプリングしています
人工湿地は雪に覆われていました
左が人工湿地への流入水で、人工湿地内を順に流れていき、右が処理水です。きれいになっていることが分かります。大学の実験室に持ち帰って詳しく分析します。

1月11日(火)と16日(火)の2週にわたって,1年生向け授業 CE進路セミナーⅠで土木史に関するDVD学習を実施しました.
本学科では良き土木技術者を育成する目的で継続的にキャリア教育を実施しています.「日本の近代土木を築いた人びと」および「民衆のために生きた土木技術者たち」は明治維新以降に活躍した土木の偉人の仕事や生涯を扱った 大成建設(株)企画の映像作品です.広くは知られていませんが,高い志を持って海外から建設技術を持ち帰ったこれらの偉人たちが,わが国の近代化の礎を作ったといっても過言ではないと思います.本学科の卒業生が携わる社会基盤構造物やシステムも,やがて土木史の一部となることを理解して頂けたかと思います.

2021 セミナーⅠ 土木史学習

菊池研究室(交通計画分野)では、ドライビングシミュレータを用いた実験研究を行っています。自動車運転時の交通事故原因の多くは運転者の注意不足によるものです。どうして注意不足は発現してしまうのでしょうか。菊池研究室では、ドライバーの「注意不足」の発現を抑制することを目指し、「自動車運転時の注意制御に関する研究」に継続して取り組んでいます。今年度も、卒業研究テーマとして、注意制御に関する実験を実施しました。この実験アプローチによって、どのような運転状況下で注意制御に失敗し、注意不足になってしまうのか、考察を進めています。

菊池研究室が所有する簡易型ドライビングシミュレータ