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2月9日(木) ~ 10日(金) の2日間にわたって,2022年度の卒業研修論文発表会が実施されました.本年度は77編の卒業研修論文が提出され,2会場での発表会となりました.
3年次末に研究室配属された学生は,指導教員のもとに卒業研修論文の作成を念頭に卒業研修を実施します.本学科の学問的基盤はいわゆる土木工学ですが,コンクリート,地盤,橋梁などのイメージがわきやすい対象から,まちづくり,観光,政策,上下水道,環境など,一見関係のわかりにくいものまで,昨今の社会的問題を多く含んだテーマについて研究を実施しています.4年生は,3年までの学修をベースに色々な事を含んだ問題について,約一年,考えて試して卒業研修論文をまとめました.この事は今後必ず何らかの形で役に立つでしょう.
この発表会は前日に提出〆切の卒業研修論文の審査会を兼ねていますが,教育的な観点から,3年生以下の学生の聴講を認めています.昨年は新型コロナ感染症がまん延していた時期で聴講はWebのみでしたが,本年度は直接聴講が可能で,ほぼコロナ前の形態での実施でした.

2022 卒業研修論文発表会

昨年末に本学科の1・2年生を対象に見学会を実施した国道4号箱堤交差点立体化の現場で,箱堤高架橋の送り出し架設作業が行われました.
この工事をご担当の高田機工様より情報を頂き,複数の学生が自主的に見学した様です.この様な大規模な社会基盤構造物の施工や計画,維持管理に将来たずさわれる事は,本学科で学ぶ学生の大きなモチベーションとなる事と思います.ありがとうございました.日本最大級の交差点に位置する現場で,長さ100m,重量750トンの鋼桁を数時間で空中を移動させて架橋する作業は複数のメディアでニュースとして取り上げられていました.

2023 箱堤高架橋送り出し架設 1 (新幹線の新車両が通過,高田機工様ご提供)
2023 箱堤高架橋送り出し架設 2 (高田機工様ご提供)

【2022.11.22】CE進路セミナーⅡ 見学会:国道4号 仙台拡幅 箱堤交差点立体化

河北新報 東北最大級の箱堤交差点、一夜で橋架かる 国道4号仙台バイパス立体化工事

NHK “東北最大級”の交差点に一夜で橋桁 仙台 箱堤交差点

国土交通省 仙台河川事務所 国道4号 仙台拡幅 箱堤交差点立体化

今週から2022年度の卒業研修論文発表会の公式練習が始まりました.
後期の授業,定期試験期間が終わりましたが,年末がはるか昔の事の様に思えるほど例年1月は忙しい日々となります.各研究室に所属した4年生は教員の指導のもとに卒業研修論文の作成に取り組みます.これらは単なるレポート課題とは異なり,3年生までの学習をベースに様々な実社会の問題(それは正解が無いものが多いですが)に対して何らかの解を探して提案する,といったものです.あと少しでこれらの研究成果の発表会となります.頑張りましょう.

2022 卒研発表練習

1/19(木)に国土交通省主催のPLATEAU AWARD 2022(※)のFINALISTが公開され、本学科の小野講師の「キッズ向けさいがいMAP」が選出されました。

※3D都市モデルを活用したサービス・アプリ・コンテンツ作品コンテスト

初代グランプリを決める最終審査会は 2023年2月18日に東京・御茶ノ水のaxleで開催されます。同審査会の様子はオンラインでライブ配信されます。

NEWS & TOPICS  本学 都市マネジメント学科 小野 桂介 講師の「キッズ向けさいがいMAP」が国土交通省の「PLATEAU AWARD 2022」でFINALISTに選出されました

12月23日(金)2年生授業 CE進路セミナー4で特別講話が開催されました。国土交通省 東北地方整備局 仙台河川国道事務所 所長 田中誠柳様より東北地方整備局の仕事、道路の歴史と役割を中心にご講話を頂きました。2年生は12月02日に箱堤交差点に建設中の橋梁を見学し、現場で最新のVR技術、MR技術を体験しましたので、現場での体験と今回の知識が上手く融合し、理解が深まったことと思います。

また、後半の質疑応答では「今までで一番楽しかった事業は何ですか」「TEC-FORCE (緊急災害対策派遣隊)は普段はどのような業務をしているのですか」といった質問や、「国土交通省が行なっている事業のことは今までよく理解していなかったが、今回の講話で深く知ることが出来てよかったです」などの感想が寄せられました。学生にとって大変実りある授業になったことが伺えます。この場をお借りして御礼申し上げます。

12/9(金)に東北大学青葉山キャンパスにて、第10回国際水環境シンポジウムが開催され、小野講師が「Minecraftを活用した子供向けの防災教育に関する研究」を発表しました。

タイトル:
Minecraft as a tool for disaster education: A case study of flood inundation in Fukushima, Japan」

内容:
人気ゲームMinecraftと3次元の都市データを活用し、子供たちが災害の危険度を学習できるコンテンツを紹介しました。対象地域は福島県郡山市、対象災害は洪水氾濫です。参加者からは、コンテンツの利活用方法や再現したワールドのグラフィックなどについて質問がなされました。今後、地域の小学校を対象とした出前授業などを通じて、研究をさらに進めていく予定です。

12月13日(火),1年生向け授業 CE進路セミナーで「日本の近代土木を築いた人びと」と題した授業を実施しました.本学科では良き技術者となるためのキャリア教育を1年生から継続的に実施しています.ここでは学科の学問的基盤である土木工学の歴史や先輩方の仕事を学び,今後の学習やキャリア選択を考えます.
続く12月20日も同シリーズの動画を見てさらに深く学びました.これらの一連の史実をまとめたものは「土木史」と呼ばれるもので,今回は大成建設(株)制作の「日本の近代土木を築いた人びと」と「民衆のために生きた土木技術者たち」を使用しました.土木史は中学・高校で教える歴史とは少し観点が違いますが,100年前の鉄道を作ったのは土木で,治水や港湾整備などで私達の今の生活基盤を作ってきたのが土木であることがわかるかと思います.

2022 セミナーⅡ 土木史

日本の近代土木を築いた人びと
民衆のために生きた土木技術者たち

12/6(火)16:00~17:30に 
白石工業高校にて出前講義をしてきました.

タイトル:
「エネルギーと土木工学~忘れがちな電力安定供給の大事さ~」

ロシアーウクライナ間の紛争の影響と
新興国の発展に伴う潜在的なエネルギー不足から,
いかにエネルギーセキュリティが大事か,
エネルギーと自然災害と土木がどのように関わっているか
などをお話ししました.

都市マネジメント学科3年生が東北建設業青年会との意見交換を行いました。

日時:2022年11月29日 12:30~13:40
会場:tech-lab (新教育研究棟)2F L201教室

当日は、
東北地方整備局から 二瓶 技術調整管理官
          古賀 企画課長     を来賓に、
東北建設業青年会から 14名
本学科3年生10名
が参加して、積極的な意見交換が行われました。

そのほんの一部を紹介します。

東北建設業青年会の方からは、
・世代のギャップに負けないようにしてほしい
・仕事を任されることにあまりプレッシャーを感じず、前向きに取り組んでほしい
・いろいろ悩み事は出てくるのでそれを乗り越えて前に進んでほしい
等のアドバイスをいただきました。

本学の学生からの「就職してくる学生に期待していることは」との質問に対して
・専門で学んできた学生に対しては期待が大きくなる
・大学で学んできたことも大切だが、置かれた環境に柔軟に対応してほしい
・大卒のポイントは、自分で考えて組み立てられることであり
 教科の学びはそのものが直接役に立たないかもしれないが、
 物事を多角的に捉える力を育てている

二瓶 技術調整管理官から
 働く場としての建設業の優先順位を上げるためにも、
 働く環境の改善に取り組んでいる
とのお話がありました。

学生たちは、企業を代表する方々を前に
緊張した面持ちで臨んでいましたが、
色々なアドバイスを受け、有意義な時間を過ごしていました。