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工学教育ならびに技術者教育等に対する先導的・革新的な試みによって、その発展に多大の影響と貢献を与えた業績を表彰するために制定されている工学教育賞を本学科の小野桂介講師が受賞しました。標題は「3D都市モデルとビデオゲームを活用した小中学生向け防災教育の取り組み」となります。なお、9 月4日(水)九州大学伊都キャンパスで開催予定の日本工学教育協会第72回年大会表彰式において表彰が実施される予定です。

今後も本学科では、安心・安全なまちづくりに向けて、防災教育にも精力的に取り組んでいきます。

すこし変なタイトルをつけましたが,俳優の木村拓哉さんがテレビドラマで「ゼネコンで橋づくりに情熱をもやす」役を演じる,その職業設定で指摘が相次ぐ,といったSNSの記事が回ってきました.詳細は,たとえば以下の記事などをご覧ください.
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6dc0b28b5aace91e2becc568d5be2eab24bb505
木村拓哉、4月期主演『Believe』話題の建築士→設計者しれっと変更 何がマズかったのかを専門家に聞いた(ピンズバNEWS) - Yahoo!ニュース
このような誤解(一般的な認識かもしれませんが)の発生は,本学科でもかなり頻繁に生じます.新入生(や進路指導される高校の先生方)ですらむずかしいと私達は認識しており,とくに低学年の教育課程においては常に意識して臨んでいます.
このテレビドラマで取り上げられてる「橋梁」は社会基盤構造物で,その他にトンネル,ダム,道路,港湾,空港,鉄道,上下水道など「社会基盤」を構成する「構造物」です(建設物はあまり用いない用語だと思います).
ポイントは,ここに挙げたものはすべて「公共事業」で作られるものです.物を「作る」だけではなく,道路網,鉄道網,空路,海路も含めて,システムを「作り」,経年劣化や事故・災害で壊れた時には修繕し,社会の変化に合わせて更新する「維持管理」も重要な私達の仕事です.
このテレビドラマでは「ゼネコンで橋づくりに情熱をもやす」とのことですが,多くの場合,国土交通省が,県や市が「税金で」橋づくりを発注します.発注までには「土木系公務員」の方々が,都市計画の専門家や,構造・材料の専門家,地盤・地質の専門家(多くの場合私達の様な大学の教員です)を含めた委員会などで検討を重ね,入札などの作業の後に発注された後には「ゼネコン」だけではなく「建設コンサルタント」や「橋梁メーカー」などが協力して「橋づくりに情熱をもやしている」はずです.この記事の前に公務員の就職の記事がありますが,本学科が扱う物が「公共事業」に関連する事を考えると納得していただけるのではないでしょうか.
橋づくりも,まちづくりも,災害対応も「公共事業」です,本学科はJABEE認定プログラムで ”技術士” への近道も用意されています.
本学科の卒業生は,社会に出た暁には色々な立場で公共事業に携わると思いますが,私達「都市マネジメント学科」はそれらを統合してマネジメントできる人材育成に取り組んでいます.

工学部の公務員就職者の50%が都市マネジメント学科の卒業生です。

都市マネジメント学科では、

3年生の後期に開講される公務員対策講座(有料)の受講料の一部補助
4年生の前期 4月~公務員試験直前に専門科目の教員による『専門試験対策講座』
4年生の5月末~6月に専門の方をお呼びして『集団討論対策講座』
など、
充実した公務員試験対策に加えて
授業の中でも公務員試験の問題を演習で解いたりする科目もあり
公務員受験には大変有利な学科です。

その甲斐あって、
工学部の公務員就職者の50%が都市マネジメント学科
の卒業生です。
さらに、年度によっては複数の官公庁から合格をいただいて
泣く泣く一つに決めるという学生もいるほどです。

公務員志望ならば是非都市マネジメント学科へ‼

都市マネジメント学科
2023年度の就職内定率が100%達成‼

”実”内定率とは卒業者(大学院進学者を除く)数に対する内定者数の割合のことで
通常の内定率(就職希望者数に対する内定者数の割合)よりも条件が厳しく
100%を達成するのはなかなか難しいものですが

都市マネジメント学科では
きめ細やかな就職指導・進路指導を行っている結果として
卒業する学生全員が進路を決めて卒業していきます。

内定先などの詳細については
内定者の声 https://www.jicoojin.com/CEM/for_ex/voice/
をご確認ください。

鉄道が好きな”あなた”
都市マネジメント学科への入学をお勧めします。

鉄道の基礎となる技術は”ドボク”技術です。
都市マネジメント学科は”ドボク”を原点とする学科です。

したがって、
卒業生の進路として各地の鉄道会社があります。
令和になってからも毎年1名以上の卒業生が
JR東日本をはじめとする各地の鉄道会社に就職し、
沢山の卒業生が活躍しています。

また、鉄道会社はちょっとと思う”あなた”
鉄道に関わる仕事は鉄道会社だけではありません。
主に鉄道の工事を行う建設会社も複数あります。
鉄道系の建設会社に就職する卒業生はさらに多く
年によってばらつきはあるものの
5名~10名、もっと多いときもあります。

ですから、繰り返しになりますが

鉄道が好きな”あなた”
 都市マネジメント学科への入学をお勧めします。

3月13日(水)第6回教授会が開催されました.
教員は教育・研究活動の他に,事務職員の方々に助けて頂きながら,学科や大学の運営の仕事もしています.1月末の期末試験に向けて学生の動きが活発になる中で卒業論文・修士論文の指導が進み,期末試験の実施・採点作業などを行います.そして卒論の作成や発表練習,発表会.その間をぬって補習や試験対応,そして卒業・進級判定作業.さらに3年生の就職支援,また大学入学共通テストや入学試験対応の担務があります.とくに本年度は年末年始に6・7号館からの引越しという大イベントがありました.
3月になるも一段落つく間もなく,現在は来年度の学内委員会の担当者選出やイベント・広報活動の振返り・改善計画などを,来年度の授業準備に平行して学科全体で実施しています.
上記の学科内の動きに加えて,大学全体の動きや学内委員会の活動については,教授会などの全体の会議で周知・報告がされます.2023年度の各学科の就職実績などの報告もありました.
本日の教授会は年度最終の会でした.会に先立ってご退職される先生への名誉教授称号授与式が実施されました.本学科では教員構成に変化は無い見込みで,来年度も23年度同様の体制で学科運営にあたります.

2023第6回教授会

令和5年度土木学会東北支部 技術研究発表会が2024年3月2日(土)に岩手大学上田キャンパス(盛岡市)で開催されました.

4年ぶりに対面開催となったこの発表会では,例年と同様に土木工学を構成する7つの分野(Ⅰ構造,Ⅱ水理,Ⅲ地盤,Ⅳ計画,Ⅴコンクリート,Ⅵ建設マネジメント,Ⅶ環境)に渡って幅広く研究成果が発表されました.東北工業大学の研究チームからも21件の発表(連名を含む.下記参照)が行われました.そのうち20件は土木工学専攻の大学院生および都市マネジメント学科の学部4年生による発表でした.修士論文や卒業研修論文の成果を発表して,大学等の研究機関や民間企業,行政等からお集まりの多くの参加者と議論を交わしました.

    (参考:発表一覧.下線部は本学科学生・教員)

  • 佐瀬翼菅原景一:植生抵抗係数を用いた水制を有する流れ場の再現計算について[II-2]
  • 小幡謙斗菅原景一:理想的な河川空間の在り方と現状-広瀬川KP1.8付近の緑地について-[II-33]
  • 千葉達裕菅原景一:水制工周辺の堆砂に関する可視化計測を用いた一検討[II-41]
  • 石川深緒伊藤音碧小野桂介:iPad Pro搭載のカメラおよびLiDARを活用した河川測量手法の検証
  • 伊藤音碧石川深緒小野桂介:異なる3次元測量手法による河川点群データの精度評価[II-44]
  • 宮川陸菅原景一:相似則を考慮した可撓性を有する樹木模型の抵抗に関する一考察[II-50]
  • 亀山直人菅原景一:石積みを用いた堤防裏法の保護に関する一考察[II-53]
  • 長澤梨緒鈴木理紗小野桂介:氾濫解析とビデオゲームを組み合わせた動的な浸水ハザード表示[II-66]
  • 薄田啓太郎久保田優多小野桂介:盛岡市における3D都市データとビデオゲームを活用した防災教育コンテンツの効果検証[II-67]
  • 佐藤怜:ゲーム空間における三次元都市データの色再現性の向上に関する検討[II-68]
  • 澤村聡・菊地史佳・伊藤陸・権永哲・加村晃良・風間基樹:孔内水平載荷を模擬した中空円筒供試体の非排水繰返しせん断挙動[III-20]
  • 猪股和希泊尚志:JR左沢線沿線の人口推移に関する考察[IV-3]
  • 上田晴斗泊尚志:地域内部の当該地域住民が活性化の主体となる要因に関する考察-地域コミュニティと居場所の観点から-[IV-6]
  • 太田舜也泊尚志:地方都市における大学生の主観的幸福感に関する一考察[IV-7]
  • 植澤聖菊池輝:ナッジを用いた避難メッセージの効果[IV-8]
  • 芝原渓人菊池輝:リスクへの態度と対応行動に関する実験研究[IV-13]
  • 松島澪史星野美奈泊尚志:避難行動における自助の概念の役割に関する基礎的研究[IV-18]
  • 星野美奈阿部健寛泊尚志:防災に関する普及・啓発のためのパンフレットの避難の文脈における自助と共助の概念に関する分析[IV-19]
  • 早坂拓磨遠藤史隆泊尚志:仙台市泉中央地区における商業機能に関する基礎的考察-バスターミナル接続地下鉄駅の観点から[IV-21]
  • 平間紫音泊尚志:仙台市内の公共交通機関における通勤時の輸送余力に関する考察[IV-23]
  • 宮本歩武石垣佑樹菊池輝:子育て世帯を対象にしたモビリティ・マネジメント[IV-25]

権教授(地盤工学)が参加する政策課題解決型技術開発事業の一環としてCPMT現場調査が2/20-22にかけて福島県相馬港で行われました.今回の調査は、3年前に研究を始めた繰り返しプレッシャーメーター試験(CPMT)の実証実験であり、東北工業大学、東北大のほか複数の大学・研究所・企業が参加されました.その中、権研は、システムの開発を主に担当し、今年度には2編の卒業研修論文としてまとめました.

今回の調査結果を含め、研究成果については、今年6月30日からイタリアのミラノにて開催される「18th World Conference on Earthquake Engineering (WCEE2024) 」で発表される予定です.

菅原准教授が
2月20日(火)13:20~16:10の3校時を使って
宮城県多賀城高等学校災害科学科の1年生約40名に対して
課題研究のテーマ設定に関する講義??をしました。

偶然にも菅原准教授の研究室に災害科学科の2回生OBのT.S.君が所属していたので、
はじめに高校時代から大学までの7年間の振り返りに基づいたアドバイスをしてもらいました。

その後、菅原准教授が
“研究とは何か?”から“テーマ設定のポイント”までを説明し、
実際にワークショップ形式でテーマ設定を体験してもらいました。
生徒たちはこれまでの経験や身近な困りごと、疑問などから課題を考えてくれていました。
今後の課題研究の一助になればうれしく思います。

2023年度 都市マネジメント学科 卒業研修論文発表会開催

【日時】 2月14日(水)・15日(木)

【会場】八木山キャンパス912教室・913教室

4年間の学びを集大成する都市マネジメント学科の卒業研修論文発表会が9号館の2つの会場にて2日間開催されました.今年度は、 70件の論文がすべて口頭発表され、質疑応答の時間には、様々な研究テーマについて教員と発表者間に活発な議論が行われました.