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2年後期「CE進路セミナーⅣ」の授業において,建設現場の現地視察を今年度はオンラインで開催いたしました.授業前半では仙台市内で大規模に実施されている土地の造成事業の様子についてご紹介いただきました.また後半では関連する開発プロジェクトや,その他の事業について考え方を教えていただきました.履修生からは,現場の様子が非常にわかりやすかったことへの声が集まったほか,現場での進め方や工法,周辺地域とのかかわり方,まちづくりの考え方など幅広い関心や質問が挙がりました.

開催に当たっては,前週に「キャリア講話(建設業)」でご講演を賜った株式会社フジタ東北支店および東日本開発事業部の皆様に,大変手厚いご対応を賜りました.誠にありがとうございました.

2年後期「CE進路セミナーⅣ」の第8回「キャリア講話(建設業)」が12月3日(金)に開催されました.株式会社フジタ東北支店より講師の先生方にお越しいただき,建設業の役割や,最先端の事業や技術,技術者に求めらえる素養などについて熱いご講演をいただきました.
履修生からは「建設業の面白さや誇りに思っていることを知り自分のモチベーションになった」「ゼネコンやコンサルタントの役割の違い,協力関係や依頼者とのかかわりなどについて理解を深めることができた」などの声が挙がりました.

なお,株式会社フジタ東北支店の皆様には,次週に現場見学会(オンライン)を実施していただく予定です.履修生も然ることながら学科教員も楽しみにしています.

「社会的計画論」第8回の授業では,ゲストスピーカとして東北大学大学院国際文化研究科より青木俊明教授にお越しいただき,社会心理学の観点から土木計画やまちづくりについて貴重なご講義を賜りました.人の行動の理解を基礎として,機能集約型都市づくりや居住地選択,社会的合意形成,防災など,幅広く議論を展開していただきました.

「社会的計画論」第7回の授業では,ゲストスピーカとして仙台市まちづくり政策局政策企画部定禅寺通り活性化室より高橋勝美室長にお越しいただき,行政プロセス論の観点から土木計画やまちづくりについて貴重なご講義を賜りました.豊富なご経験に基づいて,市民や企業,行政やコンサルタント,大学等研究機関のギャップを埋めつつ,相互理解を通じて必要な施策を講じる重要性について熱く論じていただきました.

「地域を改善する方策を提案できるようになること」を目標に,仙台・宮城・東北地方の地域における課題の理解と,改善策の提案を行う3年プランナーコースの演習科目「地域構想デザイン」では,中間発表会を実施いたしました.これは,各グループがそれぞれのテーマに応じて政策のレビューや現地調査を通じて解決すべき課題についてアイデアを提案するものです.慣れた発表と建設的な議論が展開されました.

この後は,各グループが提案した課題に照らした解決策の提案に向けて議論を進めます.

「社会的計画論」第6回の授業では,学内の総合教育センターより片山文雄教授にお越しいただき,社会的意思決定にかかわる政治哲学の視点についてご講義を賜りました.典型的な思想の比較を通じて,どのような考え方にも実社会においては善し悪しがあるだろうことや,様々な考え方が土木計画の場面に密接にかかわっていることについて議論を深めました.

2年後期「CE進路セミナーⅣ」では,職業についての認識を深めることを達成目標の一つとしています.10月29日(金)に開催された第5回「キャリア講話(公務員)」の回には,公務員の役割について理解を深めるべく,国土交通省東北地方整備局港湾空港部より幾世橋様(本学科・専攻OB)にお越しいただき,先進的に取り組まれている事業の様子を交えながら国家公務員の役割についてご講演をいただきました.
ご講演や質疑応答を通じて,履修生からは「国家公務員に対する理解が深まった」「港湾に対する関心が高まった」「本学科の先輩の活躍を知れて励みになった」「お話を聞いて大学での学業を頑張りたいと思った」などの声が挙がりました.

2021年度後期に新規開講した「社会的計画論」では,本学科の教員2名をはじめ,学内外より計8名の講師が授業を担当します.第5回の授業では,ゲストスピーカの1人目として東北大学災害科学国際研究所 奥村誠教授にお越しいただき,土木計画と地域性の観点から「東北と仙台」について貴重なご講義を賜りました.履修生はおもいおもいに授業に聞き入っていました.
次週以降も政治哲学,社会心理学,社会学,公共経済学,…等のテーマに合わせて担当教員が代わる代わる講義を展開する予定です.履修生には講義を通じて多様な視点を獲得して,多様な議論を展開することが期待されます.

都市マネジメント学科のエンジニアコースでは、3年後期に「都市工学デザイン」を学びます。

「都市工学デザイン」は、これまでに学んだ土木工学の専門知識を応用し、具体的な設計演習を通して公共施設(インフラ)のデザイン能力を養うことを目的とした授業です。履修生は各自の興味や就職後に携わりたい分野などを考えながら、3つのコースから1コースを選択して授業を受けています。

コンクリート及び鋼構造コース(左)、土と基礎設計コース(中)、下水管渠設計コース(右)に分かれてエンジニアリングデザイン能力を養います

コンクリート及び鋼構造コース
2年生までに学習した鉄筋コンクリート断面について、その具体的な設計を演習しています。理論と異なり、規格で定められた太さの鉄筋を何本使いどのように配置するのかについて、正解が1つに定まらない最適案を、試行錯誤しながら決め図面にします。

土と基礎設計コース
2年次までの「地盤工学」や「都市工学実験Ⅰ(土質実験)」で学んだ知識を活用して静的・動的地盤工学問題をデザインする演習をします.授業は,須藤教授,権准教授,ゲストスピーカーの先生が担当しています.
本日の第3回目の授業では,逆T型擁壁を設計することにあたって,「水平土圧」を求めて擁壁の断面を決定する演習をしました.

下水管渠設計コース
都市の浸水被害を防止するための下水管渠の設計方法を学んでいます。(市街地に降った雨水の排除も下水道の重要な使命です!)
雨水を速やかに排除できる下水管渠の断面積や勾配を決定するために、これまでに学習した「上下水道工学」や「水理学」の知識が必要になります。
今回の授業では「確率統計」の考え方に基づき、設定された仮想地域の降雨量の予測を行いました。ここで求めた降雨量の値を使用して次回から実際に下水管渠の設計を進めていきます。