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本学科の千葉則行教授が、SATREPS(※)の「ベトナムにおける幹線交通網沿いの斜面災害危険度評価技術の開発」のプロジェクトチームの一員として、2013年5月1日~12日の12日間、ベトナム中部のダナンからラオス国境にかけての山岳地域における地すべり調査に参加しました。

このプロジェクトの目的は、ベトナムやラオス・ミャンマー等の大メコン圏の山岳地域において、脆弱な地盤と雨期の激しい降雨、熱帯特有の強風があいまって多発する地すべりの実態を把握し、また世界をリードする日本の科学技術をもって斜面災害危険度の評価技術を開発すること等です。そして道路等のインフラに被害を及ぼす斜面災害を克服し、ベトナムの持続的発展を支援することが最終目的です。

今回は、日本のプロジェクトチームと現地の交通省交通科学技術研究所のチームと合同で、ラオスとの国境沿いを南北に走る幹線道路・ホーチミンルート沿いに発生する地すべりを調査しました。このプロジェクトは平成23年から開始され、以後5年間継続して行われることになっており、今後の調査・研究の成果が期待されます。

 

2013.5.3 ホーチミンルート沿いの露頭調査
2013.5.3 ホーチミンルート沿いの露頭調査
2013.5.5 ホーチミンルート沿いでの地すべり調査
2013.5.5 ホーチミンルート沿いでの地すべり調査
2013.5.7ベトナム・ハノイにて合同会議
2013.5.7ベトナム・ハノイにて合同会議

※ SATREPS(サトレップス)とは、独立行政法人科学技術振興機構(JST)と独立行政法人国際協力機構(JICA)が共同で実施している、地球規模課題解決のために日本と開発途上国の研究者が共同で研究を行う3~5年間の研究プログラムです。(ホームページ http://www.jst.go.jp/global/about.htmlより)