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沿革

年表

  • 1968年(昭和42年)4月 土木工学科 開設
  • 2003年(平成15年)4月 建設システム工学科 設立
  • 2006年(平成18年)5月 学科教育プログラム「日本技術者教育認定機構(JABEE)」認定
  • 2011年(平成23年)4月 都市マネジメント学科 設立

沿革

土木工学科は1967(昭和42)年に、東北大学工学部土木工学教室の絶大な支援のもと創設された。当時の学科の施設状況は、4号館地下2、3階に教員室と事務室だけであった。1969(昭和44)年8月に6号館(延3,970㎡)が完成した。施設としては、200人教室が2室、製図室、5実験室(水理、構造、材料、衛生、土質)の他、教員室や研究室が含まれていた。そして1983(昭和58)年に7号館(延1,264㎡)が完成し現在に至っている。

その後、1998(平成10)年代以降に、18歳人口の長期的な減少傾向に加えて、バブル経済崩壊後の経済成長の鈍化や公共投資に対する国民の意識の変化が明確になり、土木工学科への入学志望者が全国的に減少し始めた。これらの現状を踏まえ、学科の教育プログラムは、時代の動向や学生の卒業後の就職志望傾向を考慮し、また、大学全体の動きと歩調を合わせて、幾度か改訂を行ってきた。1994(平成6)年度には、これまでの少人数教育「土木工学セミナー」を一層拡充するとともに、4年次の必修科目である卒業研修の前段階として、3年次生にも選択科目「土木特別研修」を導入した。

その間、2003(平成15)年4月に、学科名が「土木工学科」から「建設システム工学科」に変更された。これまでの土木工学の対象範囲は、主として社会基盤整備に必要な建設技術であった。しかし、近年、技術の向上に加え使用材料も多様化し、建設工事の規模・影響範囲が拡大して来ている。これまでの快適な生活環境を提供しつつ、自然との調和のとれた計画・設計により実現可能なプロセスに展開し、機械・電気・情報などの分野を統合して、施工・維持・補修を実行する大規模システムの構築が重要となった社会的背景を考慮した学科名変更であった。

また、2006(平成18)年5月には、本学科の教育プログラムが日本技術者教育認定機構(JABEE)から認定を受け、その教育システムが世界標準であることが証明され、その後、2008(平成20)年4月には、中間審査をクリアし3年の延長が認められた。それにより、JABEE認定プログラム修了者は「技術士補」の資格を取得できるようになった。

それに加え在学中に「土木学会技術者資格2級」の資格取得についても奨励し、そのための支援を行っており、2004(平成16)年、2005(平成17)年度には、合格者数が全国私立大学ランキング第6位の実績を有する。

さらに、2008(平成20)年4月に新カリキュラムがスタートしたが、このカリキュラムの重点教育目標は「まちづくり」である。この施策として、1年次から4年次まで日常的にものづくりを通した体験学習ができるように「まちづくり工房」を開設した。工房には基本的な工作機械が整備され、また、ソフトの開発を行うことができるようにPCも備えられている。これまでは卒業研修として、実験や調査などを通して、論文を作成していたが「まちづくり工房」の発足に伴い、卒業制作を行って卒業研修の単位認定を取得することも可能となった。

「まちづくり」という重点目標を更に深化させ、施設の老朽化、高齢化、少子化、人口減少、過疎、市街地衰退など、都市と地域のさまざまな課題に取り組み、未来につながる「まち」を目指すために、2011(平成23)年4月に都市マネジメント学科へと名称を変更し、カリキュラムを大幅改訂した。