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3月19日(火),八木山キャンパスにて 令和5年度 東北工業大学 学授与式が挙行されました.
前日の雪混じりの強風は収まり,春の訪れを感じさせる天候の中で開催された式はマスク,ご親族の人数など制限が一切ない実施となりました.最後の1年だけは制限など無いキャンパスライフとなりましたが,入学時には式も無く一月遅れの遠隔授業で大学生活が始まったコロナ禍の影響を一番大きく受けた学生達だったと思います.体育館で挙行された式では4年間の出来事を詰めた映像作品が上映され,色々と思い出しました.また今回はサプライズ演出もありました.
全体の式の後に1号館3階の教室で学科の学位授与式を実施しました.4年生の学士課程修了者85名,および修士2年生の土木工学専攻博士前期課程修了者 3名 に学位記が授与されました.学士においては本年度で第54回卒業生となります.ご卒業おめでとうございます.この後しばらくの後,4月1日からは新社会人として全国で活躍する事になると思います.本学科での日々が何かの役に立てば幸いです.頑張ってください,同窓会でお会いしましょう.

2023年度 学位授与式

すこし変なタイトルをつけましたが,俳優の木村拓哉さんがテレビドラマで「ゼネコンで橋づくりに情熱をもやす」役を演じる,その職業設定で指摘が相次ぐ,といったSNSの記事が回ってきました.詳細は,たとえば以下の記事などをご覧ください.
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6dc0b28b5aace91e2becc568d5be2eab24bb505
木村拓哉、4月期主演『Believe』話題の建築士→設計者しれっと変更 何がマズかったのかを専門家に聞いた(ピンズバNEWS) - Yahoo!ニュース
このような誤解(一般的な認識かもしれませんが)の発生は,本学科でもかなり頻繁に生じます.新入生(や進路指導される高校の先生方)ですらむずかしいと私達は認識しており,とくに低学年の教育課程においては常に意識して臨んでいます.
このテレビドラマで取り上げられてる「橋梁」は社会基盤構造物で,その他にトンネル,ダム,道路,港湾,空港,鉄道,上下水道など「社会基盤」を構成する「構造物」です(建設物はあまり用いない用語だと思います).
ポイントは,ここに挙げたものはすべて「公共事業」で作られるものです.物を「作る」だけではなく,道路網,鉄道網,空路,海路も含めて,システムを「作り」,経年劣化や事故・災害で壊れた時には修繕し,社会の変化に合わせて更新する「維持管理」も重要な私達の仕事です.
このテレビドラマでは「ゼネコンで橋づくりに情熱をもやす」とのことですが,多くの場合,国土交通省が,県や市が「税金で」橋づくりを発注します.発注までには「土木系公務員」の方々が,都市計画の専門家や,構造・材料の専門家,地盤・地質の専門家(多くの場合私達の様な大学の教員です)を含めた委員会などで検討を重ね,入札などの作業の後に発注された後には「ゼネコン」だけではなく「建設コンサルタント」や「橋梁メーカー」などが協力して「橋づくりに情熱をもやしている」はずです.この記事の前に公務員の就職の記事がありますが,本学科が扱う物が「公共事業」に関連する事を考えると納得していただけるのではないでしょうか.
橋づくりも,まちづくりも,災害対応も「公共事業」です,本学科はJABEE認定プログラムで ”技術士” への近道も用意されています.
本学科の卒業生は,社会に出た暁には色々な立場で公共事業に携わると思いますが,私達「都市マネジメント学科」はそれらを統合してマネジメントできる人材育成に取り組んでいます.

3月13日(水)第6回教授会が開催されました.
教員は教育・研究活動の他に,事務職員の方々に助けて頂きながら,学科や大学の運営の仕事もしています.1月末の期末試験に向けて学生の動きが活発になる中で卒業論文・修士論文の指導が進み,期末試験の実施・採点作業などを行います.そして卒論の作成や発表練習,発表会.その間をぬって補習や試験対応,そして卒業・進級判定作業.さらに3年生の就職支援,また大学入学共通テストや入学試験対応の担務があります.とくに本年度は年末年始に6・7号館からの引越しという大イベントがありました.
3月になるも一段落つく間もなく,現在は来年度の学内委員会の担当者選出やイベント・広報活動の振返り・改善計画などを,来年度の授業準備に平行して学科全体で実施しています.
上記の学科内の動きに加えて,大学全体の動きや学内委員会の活動については,教授会などの全体の会議で周知・報告がされます.2023年度の各学科の就職実績などの報告もありました.
本日の教授会は年度最終の会でした.会に先立ってご退職される先生への名誉教授称号授与式が実施されました.本学科では教員構成に変化は無い見込みで,来年度も23年度同様の体制で学科運営にあたります.

2023第6回教授会

2月13日(火)の午前10時から12時,卒業研修論文の提出でした.混雑を避けるために研究室毎に時間指定があり,また要旨,表紙,要約,参考文献など論文の構成に順番や様式,条件があります.担当教員のチェックを受けてからの提出となります.
本年度は85名の提出がありました.17時に卒業論文発表資格者が発表され,明日の発表会の時間割が確定しました.2月14・15日,明日と明後日に卒業研修論文発表会が実施されます.この会は学位授与審査の一部を兼ねており,学生はスーツ着用でこの会に臨みます.

2023 卒業研修論文提出

2月8日(木),9日(金)の2日間,本学主催の合同企業研究セミナーが実施されました.このセミナーは本学キャリアサポート課の企画で例年実施しているもので,本学科では3年生むけ授業,CE研修Ⅰの中で先輩の就活講話や模擬面接の履歴書指導などで準備を進めてきました.本年度は例年より少し早めに就活スケジュールが進んでいる様です.

2023 合同企業セミナー

本学 キャリアサポート(就職支援)

1月24日(水) の作業をもって,都市マネジメント学科の全ての教員が6号館,7号館を退居しました.
卒業研修も佳境に入っていますが,12月中旬から順次10号館への引越し作業が進み,このほど全教員の教員室,学生室の移転が完了しました.事前から準備を行い,移転後も随時ネットワーク・電話などの復旧作業を進め,教育・研究活動を継続したままの作業でした.
6号館は1969年,7号館は1983年の竣工で,およそ半世紀の間,土木工学科,建設システム工学科,そして都市マネジメント学科はこれらの建物で教育・研究活動を展開してきました.現在も6号館の講義室は使用されていますが,実験設備はすでに移転済みです.今学期の授業の終了で都市マネジメント学科の6号館,7号館における活動は終焉を迎えます.

2024 引越し

2024年1月12日(金),土木学会東北支部行事「技術者交流サロン」を実施しました.
本行事は土木学会100周年事業の一環として行われていたの物を継承したもので,コロナ禍で中断していましたが,4年ぶりの開催となりました.
今回は(一社)建設コンサルタンツ協会東北支部様のご協力のもと,建コン東北若手の会様とのコラボ企画としての実施でした.東北大学,東北学院大学,東北工業大学の在仙3大学の合同行事で,建設コンサルタントとして日々活躍する若手の方々によるご講演,グループディスカッションなどを行いました.本行事がより良いキャリア選択の一助になれば幸いです.

2023_技術者交流サロン

※都市マネジメント学科の全教員が土木学会に所属し,委員会・部会活動などを行っています.本行事は学科教員が幹事として企画・実施しました.

土木学会東北支部

12月14日(木),高校生のキャンパス見学の対応をしました.このプログラムは入試広報課が大学の概要説明や学科の見学などの企画をまとめて提供するもので,今回は1年生60名を受入れました.菊池 輝 教授による全体説明のあとに,2班に分かれて北條 俊昌 准教授 による環境水質実験の紹介,小野 桂介 講師によるマインクラフトを利用した防災教育ツールの体験 を実施しました.また構造・水理・土質実験室の見学も実施しました.都市マネジメント学科の学問的基盤は土木工学ですが,北條先生の生物・化学による水質に関するご研究,小野先生のゲームを活用した防災教育に関するご研究なども私達の研究・教育の範囲に含まれます.もちろん見学して頂いたイメージ通りの実験的研究も含まれます.この機会に本学科の社会的な役割などを含めて知って頂ければと思います.

2023 高校生キャンパス見学対応