厳選な審査の結果,下記の作品を選出いたしました.応募者には所属高校宛に郵送にてご連絡さし上げる予定です.なお,下に掲載する作品は応募作品をスキャナで取り込み,一部トリミングしております.賞の講評は審査員で写真家の大坂 猛 先生にお願いしました.
最優秀賞(副賞 iPad Air)
講評:
歴史ある地元の城を、天守閣・石垣等を中心として遠近法的写真構図で纏めたのが素晴らしいです。特に、「御橋廊下」(おはしろうか)は、全国的にも珍しい斜めにかかる廊下橋として有名ですが、作者の着眼した感性の豊かさと、今回のテーマに値する写真として選考いたしました。
お堀に写る御橋廊下が和歌山城の自然と一体となっていてついそこで足を止めてしまい写真を撮ってしまいました。和歌山城は和歌山のシンボルなので今回のテーマにもピッタリだと思います。
学長賞(副賞:iPad mini)
講評:
市内を流れる河川敷地にて、毎年日本一の行事が開催され整備されている。タイトルの「水カーテン」の写真は、「堰」から勢い良く流れ出る川の流れを全面に写真配置し、迫力ある、完成された写真です。
山形市内を流れる馬見ヶ崎川は、様々なレジャーで多くの人々が使用しています。そんな、人々が集う馬見ヶ崎はみんなが使いやすいように整備されています。
優秀賞(順不同)(副賞:図書券10,000円)
母と羽黒山へ向かっている途中、きれいな一本道があったので撮影しようと車を降りました。その時に偶然、道と交差する形で伸びている水道管を見つけ、まるで門のようだったので一緒に収めました。
この写真はまっすぐに延びる高架橋のどっしりとした佇まいを表現するように撮影しました。Y字型橋脚にはつたが生い茂り美しく紅葉しています。
写真を撮るために歩いていると、晴れ渡った空の下で土木工事をしている人達を見つけ、「これだ!!」と思い、カメラを手に撮りました。真剣に重機を動かしている様が男らしく、かっこよかったです。
明治23年に架橋された市ノ瀬橋です。百年以上経過した今も、普通に自動車が通行することができており、そこにあるのが当たり前のように静かに佇んでいます。故郷に帰った人たちを安心させる構造物です。
いよいよ開業が迫った地下鉄東西線。開業前の試運転の様子を撮影しました。早く実際に乗って車内から風景を見てみたいです。
佳作(順不同)(副賞:図書券3,000円)
山合いの最上川とそれに二分された両岸の地区を結ぶ新旧2つの橋が目に止まり、それぞれの地区にとって生活にかかせない重要な橋なんだろうなと思い、とりました。
留山川ダム周辺道路沿いの斜面に土砂崩れ防止コンクリートの立体的な模様にひかれて撮ってみました。ただ、草がぼうぼうと伸び放題で、ちゃんと管理されていれば、もっときれいだったかなと思います。
ビルが建ち並ぶ街中にひっそり佇むその姿は重々しく、何とも言えないオーラを放っていました。
帰省先で、ふと見上げたら空を区切るように電線が張りめぐらされていました。地中化が進んでいる私の町ではなかなか出あえないもの。私たちと電気を繋ぐもの。ありふれたものかもしれませんが、繋ぐことで生活を支える電線がとても美しく感じられました。
私が住む町と東京との距離をぐっと縮めた山形新幹線を撮影しました。こうして菜の花の側を走る3時間後には高層ビルの間を走ります。夕日を受けながら東京へと急ぐ姿は、より一層輝いて見えました。
僕の住む町にある北竜台公園の東側に広場と道路をつなぐ橋がかかっています。また、その下には排水路があり、池へと流れていきます。市民の憩いの公園です。
ひっそりとたたずんで、おいしい水を届けてくれていることを知り、感謝しなければいけないと思いました。
昭和初期からの無人の駅舎。上を走る鶴見線は私の通学電車であり、かかせない駅である。
レンゾ・ピアノという有名な方が設計した、ハイヤ大橋です。地元のランドマークとして、多くの観光客が訪れます。市内を縦断し、生活の大切な要としても活躍しています。
全国でも珍しい多脚式の石橋で、建設後180数年が経った今でも人が通れます。私も、そこで生活する人の役に立ち、記憶に残るような建造物を造りたいと思っています。
建設途中の天草一号橋を見学しました。たくさんの鋼材で、足場を作り、その上を大型機械が乗り作業をしています。多くの人が建設に携わり、一つのものを作り上げていく過程が凄いと感心しました。
土木施設の代表的な物は個人的に橋だと思っています。橋はものすごく頑丈でもちろん劣化などもありますが、そこを修正してまた元通りにする、工事をした方々の苦労といろいろな物がつまったものだと思ってこの写真を撮りました。
2015年12月25日公開