TEMBEA PolePole
~のんびり歩こうよ~
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2020年4月13日(月)
編集長・担当:菅原景一
1.はじめに
新年度が始まって心機一転頑張ろうと思っていた矢先の新型コロナウィルス(COVID-19)の世界的流行、それに伴う様々な自粛要請、大学講義の開始時期延期などで出端(でばな)を挫かれてしまったと感じている人もいるかもしれませんね。しかし、状況は皆同じなわけで、そこを嘆いていても仕方ないでしょう。ということで、息抜き企画を始めてみようと思います。
こう見えて私(菅原)は本が好きなんです(読むのが遅く、最近はなかなか読めていないのですが・・・)。それで、前の仕事(高校教員)の時に”TEMBEA PolePole”ってタイトルで学科通信の勝手に月一回発行していたのですが、その中で毎回一冊本を紹介していました。そこの部分を切り取って都市マネジメント学科通信“時空人 号外”として皆さんにお届けしようと思います。
散歩と生活必需品の買い物は外出していいけど、あとは家に居てくださいと言われてまず思いつくのは、読書・・・? そう言われても、どんな本が良いのやら・・・って方への参考になればと思います。
2.今日の一冊 『最初から本気になれる人は、なかなかいない』
『歩き続ければ大丈夫』(佐藤芳之著 ダイヤモンド社 2014 年)
~本からの抜粋~
(ここから)
最初から本気になれる人はなかなかいない。人を本気にさせるのは「オーナーシップ」、無理に日本語に訳すと「自分事」?
自分がやっていることを「他人事」だと感じていると人は本気にならない。「オーナーシップ」がないままに仕事をしている限り、どんなに苦労しても、努力しても、なにも蓄積されていかない。その人が「オーナーシップ」を持っているかどうかは「顔」でわかる。「オーナーシップ」があるとその人の顔は明るくなる。人は、楽しそうに働くとき一番いい仕事をする。
停電がしょっちゅうおきる工場で働いていても、毎日朝から 100%の笑顔でいる人もいれば、冷暖房完備のピカピカのオフィスでビシッと素敵なスーツを着こなして仕事をしていても、どよんとつまらない顔をしている人もいる。
もし、皆さんの中に「まだ本気を出していないかもしれない」と感じている人がいたら、仕事中どんな顔をしているか、勇気を出して鏡で見てみましょう。「顔」は、人の「本気度」を測るとても分かりやすい基準なのです。「本気である」とは「楽しい」ことなのですから。
(ここまで)
著者の佐藤芳之さんは宮城県志津川(現在の南三陸町)の出身で東京外国語大学を卒業後、ガーナ大学に留学してケニアの日系企業で現地職員として就職。退職後、日本に帰国するもケニアに戻り『ケニア・ナッツ・カンパニー』を創業し、世界 5 大マカダミアナッツカンパニーの一つになるまで成長させた方です。
紹介した記事は、仕事の話として書かれていますが、これはいろいろな場面で当てはまることではないかと思います。例えば部活の練習、先生が言ったからこのメニューをこなしているだけの人と、なぜ今この練習をしているのか、その練習をすることでどんな効果があるのか、さらに効果を上げるためにはどうすればいいのかを考えながら本気で練習をしている人では上達の度合いが違ってきますよね。そして、練習の面白さが違って感じるのではないでしょうか。授業や課題、レポートについても同じことが言えるのではないでしょうか、ただやらされて他人事になっている人はせっかく同じ課題をやっても自分の身にならず辛いだけ。一方、自分事として本気で取り組んでいる人は楽しく同じ課題をやってどんどん成長していくんですよね。
どうせやるなら『本気』で、そして、自分で鏡を見たときに『いい顔してるな』って密かに思えるように日々やっていこうよ。
編集後記
まずは、第 1 号を作ってみました。ネタはまだまだありますので、できれば講義が始まる 4 月 27 日まで毎日更新したいと思っていますが、果たしてどこまでできるか・・・。さて、皆さんの心配事のひとつ大学の講義ですが、都市マネジメント学科のスタッフは大学としての対応に委ねるばかりではなくいち早く遠隔授業のやりかたについて検討行い、先行配信の準備を進めています。その意味合いは、やる気に満ちた皆さんの気持に応えたいということ、実際にオンラインで視聴してみての皆さんの意見を聞きたいということ、正式に遠隔授業を行う際の参考にしたいという意味合いがあります。ぜひここで高まっていたやる気を落とすことなく今後の学生生活へつなげていってほしいと思います。
最後に、学科のスタッフは皆さんとご家族と友人と・・・みんなの健康と安全のために今努力しています。みなさんも感染拡大を少しでもくい止めるために それぞれができることを 実行してほしいと思います 。 学科教員のメールアドレスは学科HP「時空人」に掲載されていますので、専門分野でわからないことなども遠慮なくお問い合わせください。
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