Skip to content

時空人(号外) Vol.23

TEMBEA PolePole
~のんびり歩こうよ~

indexに戻る

Vol.22 < Vol.23 > Vol.24

2020年5月26日(火)
編集長・担当:菅原景一

1.はじめに

オンラインでの授業が始まって一か月が過ぎましたが、どうですか?結構きついですね・・・。受講している皆さんも、準備している我々も大分疲れてきましたね・・・。まだあと一か月あるんですよ。どうしましょう?

ところで、皆さんは新聞をとってはいませんかね?5月24日の朝日新聞にコロナ、米英留学直撃 年750万円「渡米、オンライン授業のためではない」という見出しの記事が掲載されていました。あえて記事の内容は書きませんが、考え方はいろいろあると思います。皆さんはどう考えますか?

気になる人は、大学の図書館のwebページにアクセスして朝日新聞記事データベース 『聞蔵II』から検索すると見られます。

2.ちょっと余談 『一方的に、好きな人の役に立とう
『たった一人との出逢いで人生が変わる人、10000人と出逢っても何も起きない人』(千田琢哉 著 PHP研究所 2015年)

~ 本から抜粋~


~ここまでは商談の話 省略~

実はこれは商談に限らない。人間関係すべてに当てはまる。人と話をする際に「この人と付き合っていきたい」と感じたら、自分は何で役立てるだろうかと考える癖をつけるのだ。

付き合っていきたい相手とは、何かしてくれそうだから付き合っていくのではない。

まず先に「よくわからないけど、何となく好きだ」というのがくる。

自分が好きだから付き合っていくためには、何かで相手の役に立とうと考えるのだ。

自分が儲かるから、得するから見返りを期待して役立つのではない。

見返りの期待は必ず相手にばれる。見返りを期待した瞬間、いやらしさが漂ってしまう。

だから自分がひたすらもっと相手のことが好きになるために役立つのだ。

この調子で「よくわからないけど、何となく好きだ」という人の役に立ち続けていくと、仮にお返ししてもらえなくても人生は楽しくなる。好きな人に役立てるだけで、幸せだからだ。

もちろん現実には、お返ししてもらえないことはあり得ない。

本人から直接お返ししてもらえることもあれば、知らない人から間接的にお返ししてもらえることおもある。

直接的なお返しはもちろんうれしいが、間接的なサプライズのお返しもうれしい。

勘違いしてはならないのが、嫌いな人に対して我慢して役立つ必要はない。

好きな人に見返りを期待せずに一方的に役立つのだ。

忘れた頃に、お返しが留まることなくあなたに向かって返ってくることをお約束する。


この文章を読んで何を感じましたか? まずこの本のタイトルインパクトありませんか? 10000人と出逢っても何も起きない人・・・ゴーン、たった一人との出逢いで人生が変わる人・・・。この話題から書き始めるといくらスペースがあっても足りないのでやめますが、この本はタイトルに惹かれて買いました。

『好きな人』とか『付き合う』というと皆さんの大半は恋愛感情を含む『好きな人』を想像してしまうと思いますが、ここで言っている『好き』という表現はもっと大きな意味で『人として好き』ということですよね。例えば、一緒に仕事をしたい、もっと話がしたいとか、一緒にプレーしたい、山に行きたいとかっていうこと。

ある人を好きだとか付き合っていきたいと思う理由は言葉ではうまく表現できないんですよね。『何となく好きだ』という気持ちが最初に湧きあがる。そしてまた一緒に仕事がしたいなとか話をしたいなとか山に行きたいなって思うんですよね。それって、何かしてくれたからとか、何かしてくれそうだからとか、じゃないんですよね。著者は付き合っていくために自分が役に立てる方法を考える癖をつけなさいと書いてますが、好きだと思うと自然と何かやりたくなりますよね。大切なのはその気持ちだと思います。見返りを期待しない純粋な思いって本当に大切だと思います。

私は、それを強く意識して、意識させられて仕事をしています。何かをやるときに『誰かのために』という思いをもって取り組めるとき、どんなに大変な仕事でもやりがいを感じて取り組める。そして、誰かの役に立っていると思うとなんかワクワクしてきます。

わかりますかこの気持ち。わかりますよね。本来仕事ってこういうことだと思うんです。誰かが誰かのためにお互いができることをできるときにお手伝いする。最近はそのお手伝いの対価がお金になってしまって、仕事本来の意味合いが変わってしまっているようにも感じますが、皆さんには是非お金や地位、他人からの評価、成績のために何かをやるのではなく、自分の好きな人のため、そして自分達のために頑張れる人になってほしいなと。そして、私自身もそうなれるように頑張りたいとこの文章を読んで思いました。

編集後記

5月24日の朝日新聞の記事の話題に戻りますが、皆さんは、どんな学びを求めて東北工業大学へ都市マネジメント学科へ入学しましたか? この機会にその気持ちを思い返してみてください。初心忘るべからず。大学では合格発表の場に立ち会うことがありませんが、前の職場(高校)では毎年合格発表の様子を見ていました。張り出された受験番号一覧を見て、一喜一憂する生徒さんの様子を見て、その気持ちを卒業まで忘れないでほしいなと思いつつ、自分自身もしっかりやらねばと気持ちを新たにしていたことを思い出しました。お互いしっかりやっていきましょう。

ついでに、スペースが中途半端に余ったので、『初心忘るべからず』を調べてみました。世阿弥が語った言葉らしいですが、その意味の深さ知りませんでした・・・。皆さんも調べてみてください。ググるとすぐに出てきますから。

 
 
Vol.22 < Vol.23 > Vol.24
indexに戻る
学科COVID-19対応特設ページ
学科web「時空人」トップ