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大学院生上田晴斗さん(土木工学専攻M2,泊研)が携わったインタビュー記事「協働によるむらづくり ─自分たちの地域は自分たちの手で─」が,土木学会誌(Vol.109 No.4 April 2024)の特集「インフラに関わる地域の人々─みんなで創る懐かしい未来─」の一つとして掲載されました.

上田晴斗さんから届いたコメントを掲載します.

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土木学会誌の4月号の特集では「インフラに関わる地域の人々」というテーマで特集が組まれました。この特集の中で私は、福島県平田村での「協働によるまちづくり」に関するインタビュー活動に関わらせていただきました。インタビューさせていただき、住民の人々がインフラ整備に関わり、その保全活動がまちづくりにつながる重要性を学ぶことができました。また、実際に協働での道づくりや橋のセルフメンテナンスに参加させていただき、住民の人たちのインフラ整備に対する前向きな姿勢や地域に対する愛着を直接肌で感じることができました。皆さんに目を通していただき、インフラ整備とまちづくりのつながりも土木の魅力だということを記事からより知っていただきたいです。

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(参考)

3月19日付河北新報16面に,仙台市内の地域交通について本学科 泊 尚志 准教授(国土・都市計画,運輸政策)のコメントが掲載されました.

令和5年度土木学会東北支部 技術研究発表会が2024年3月2日(土)に岩手大学上田キャンパス(盛岡市)で開催されました.

4年ぶりに対面開催となったこの発表会では,例年と同様に土木工学を構成する7つの分野(Ⅰ構造,Ⅱ水理,Ⅲ地盤,Ⅳ計画,Ⅴコンクリート,Ⅵ建設マネジメント,Ⅶ環境)に渡って幅広く研究成果が発表されました.東北工業大学の研究チームからも21件の発表(連名を含む.下記参照)が行われました.そのうち20件は土木工学専攻の大学院生および都市マネジメント学科の学部4年生による発表でした.修士論文や卒業研修論文の成果を発表して,大学等の研究機関や民間企業,行政等からお集まりの多くの参加者と議論を交わしました.

    (参考:発表一覧.下線部は本学科学生・教員)

  • 佐瀬翼菅原景一:植生抵抗係数を用いた水制を有する流れ場の再現計算について[II-2]
  • 小幡謙斗菅原景一:理想的な河川空間の在り方と現状-広瀬川KP1.8付近の緑地について-[II-33]
  • 千葉達裕菅原景一:水制工周辺の堆砂に関する可視化計測を用いた一検討[II-41]
  • 石川深緒伊藤音碧小野桂介:iPad Pro搭載のカメラおよびLiDARを活用した河川測量手法の検証
  • 伊藤音碧石川深緒小野桂介:異なる3次元測量手法による河川点群データの精度評価[II-44]
  • 宮川陸菅原景一:相似則を考慮した可撓性を有する樹木模型の抵抗に関する一考察[II-50]
  • 亀山直人菅原景一:石積みを用いた堤防裏法の保護に関する一考察[II-53]
  • 長澤梨緒鈴木理紗小野桂介:氾濫解析とビデオゲームを組み合わせた動的な浸水ハザード表示[II-66]
  • 薄田啓太郎久保田優多小野桂介:盛岡市における3D都市データとビデオゲームを活用した防災教育コンテンツの効果検証[II-67]
  • 佐藤怜:ゲーム空間における三次元都市データの色再現性の向上に関する検討[II-68]
  • 澤村聡・菊地史佳・伊藤陸・権永哲・加村晃良・風間基樹:孔内水平載荷を模擬した中空円筒供試体の非排水繰返しせん断挙動[III-20]
  • 猪股和希泊尚志:JR左沢線沿線の人口推移に関する考察[IV-3]
  • 上田晴斗泊尚志:地域内部の当該地域住民が活性化の主体となる要因に関する考察-地域コミュニティと居場所の観点から-[IV-6]
  • 太田舜也泊尚志:地方都市における大学生の主観的幸福感に関する一考察[IV-7]
  • 植澤聖菊池輝:ナッジを用いた避難メッセージの効果[IV-8]
  • 芝原渓人菊池輝:リスクへの態度と対応行動に関する実験研究[IV-13]
  • 松島澪史星野美奈泊尚志:避難行動における自助の概念の役割に関する基礎的研究[IV-18]
  • 星野美奈阿部健寛泊尚志:防災に関する普及・啓発のためのパンフレットの避難の文脈における自助と共助の概念に関する分析[IV-19]
  • 早坂拓磨遠藤史隆泊尚志:仙台市泉中央地区における商業機能に関する基礎的考察-バスターミナル接続地下鉄駅の観点から[IV-21]
  • 平間紫音泊尚志:仙台市内の公共交通機関における通勤時の輸送余力に関する考察[IV-23]
  • 宮本歩武石垣佑樹菊池輝:子育て世帯を対象にしたモビリティ・マネジメント[IV-25]

後期の授業が始まりました(いつの間に…).

今季,新たに「CEエンジニアリング・デザイン」という科目(3年必修)が開講しました(旧「都市構造デザイン」および旧「地域構想デザイン」を改良した科目です).技術者にとって必要となるエンジニアリング・デザインの素養を,演習を通じて身につけます.学生は「コンクリート及び鋼構造コース」「土と基礎設計コース」「下水管渠設計コース」「都市・地域構想コース」のうちいずれか1つを履修します.

写真は,「CEエンジニアリング・デザイン(都市・地域構想コース)」のひとこまです.

本学科の土木計画系研究室(稲村名誉教授菊池研究室泊研究室)が,茨城大学の交通・地域計画研究室の皆様をお招きして,2日間の合同ゼミ合宿を宮城県東松島市で開催しました.

過去には2017年~2019年に3回開催したこの合同ゼミ合宿は4年ぶりの開催となりました.1日目のゼミでは,学生と教員からの発表内容に対して熱い議論が交わされました.2日目は現地の防災教育プログラムに参加して実践的な防災の知識を得たり,松島を散策したりして交流を深める時間となりました.




(参考)
2018年度東北工大・茨城大合同ゼミ(土木計画系)
2017年度東北工大・茨城大合同ゼミ(土木計画系)

2023年9月17日(日),横浜国立大学で開催されたぼうさいこくたい2023に大学院生の星野美奈さん(土木工学専攻M1,泊研)が参加しました.星野さんから届いたコメントを掲載します.
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団体名:U-INSPIRE JAPAN
オリジナルセッション「シネマde防災」

災害に関連するアニメ、小説などを取り上げて若者と語り合おう!という趣旨の企画です。
今回は「風立ちぬ」「すずめの戸締まり」「大正浪漫」(YOASOBIの楽曲)を取り上げPV等を用いてポイントをお話しする、という形を取りました。
打ち合わせは全てオンラインで行い、メンバーもそれぞれの活動と並行し忙しい中でしたが、準備に取り掛かることができました。
私は今回初めてこのようなイベントに参加し、わからないことも多かったですが、他のメンバーの皆さんに助けていただき、セッションの進行や広報活動に関わることができました。
また、企画を通して防災に関わる学生団体や、若手の技術者の方とお話しすることができて、それぞれの人がそれぞれに深く、防災について考えていることを改めて実感しました。
また、参加していた大学や企業の出展も見て回ることができ、土木だけでなく情報技術や映像技術など本当に多岐にわたる分野が防災に関わっていて、全ての人が安全、安心な日本を作るために努力していることが実感できました。
これらの経験を、今後行う活動や研究活動に生かしていればと思います。

(写真下)一番左が星野美奈さん

2023年9月11日(月)~2023年9月15日(金)の5日間に前半はオンライン,後半は広島国際会議場・広島大学・広島工業大学で開催された令和5年度土木学会全国大会(第78回年次学術講演会)に都市マネジメント学科から複数の学生および教員が研究発表やセッションの座長等で参加しました.

    (都市マネジメント学科 関連の発表)

  • [I-364] ブリッジ回路を用いたトラス橋部材の損傷検出の試み
    *山田 真幸1、嶋田 哲也、山田 和 (1. 東北工業大学)
  • [IV-30] 防災意識と避難行動の関係に関する文献レビュー
    *星野 美奈1、泊 尚志1 (1. 東北工業大学)
  • [VI-407] 北海道のトンネル覆工における凍結危険度の地域性について
    *禿 和英1、須藤 敦史2、五十嵐 隆浩3 (1. (株)建設技術研究所、2. 東北工業大学、3. (株)構研エンジニアリング)
  • [VI-735] 寒冷地の道路構造物における劣化遷移の予測に対する基礎考察
    *須藤 敦史1 (1. 東北工業大学)
  • [VI-1157] 北海道の山岳トンネルにおける劣化のモデル化について
    *河村 巧1、須藤 敦史2、佐藤 京3、兼清 泰明4、檀 寛成4、丸山 収5 (1. 岩田地崎建設株式会社、2. 東北工業大学、3. 国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所、4. 関西大学、5. 東京都市大学)

このうち,IV-30の発表を終えた星野美奈さん(大学院土木工学専攻M1,泊研究室)のコメントです.
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自分の研究の防災・減災のみならず、土木の横断的な分野の皆様がいる素晴らしい場所で発表させていただきました。発表へ貴重なご意見をいただき、自らが考慮できていなかった点への今後の取り組みに活かせるように努力していきたいと思います。
また、自分の研究だけでなく、様々な研究発表を聴講することができ、自分にはなかった視点や技術の活用方法について学ぶことが出来ました。今後の自分の視野を広げるための有意義な経験になりました。
発表までにご協力してくださった皆さんにお礼を申し上げると共に、このような場で発表させていただけたことに感謝します。

2023年9月10日(日)~11日(月)に京都大学宇治キャンパスで開催された第18回防災計画研究発表会に聴講参加した大学院生の星野美奈さん(土木工学専攻M1,泊研)から届いたコメントを掲載します.

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防災計画研究会では、土木にかぎらず幅広い分野で「防災・減災」や避難に関して議論が行われていました。
普段の学生生活では触れない分野の観点からも災害に対する考え方に触れたことで、今まで自分が考えていたものがまだまだ偏った考え方であったことを自覚しました。学びが多く、実りのある学会参加になりました。今後はさらに視野を広げ柔軟に研究活動に取り組んでいきたいと考えています。

2023年9月7日(木)~8日(金)に神戸大学で開催された環境科学会2023年会に聴講参加した大学院生の遠藤史隆さん(土木工学専攻M1,泊研)から届いたコメントを掲載します.

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環境科学会では、化学物質や地球温暖化対策など様々な環境問題について、幅広い視点から
議論が行われていました。今回の聴講で脱炭素や再生可能エネルギーに関する動向について情報が得られました。また、他の研究室メンバーの関心に近い話題にも触れることができました。今後の研究活動やゼミでの議論に活かしていきたいです。